2024/01/03

歩行禅と真空無相

年末年始の仕事の慌ただしさは例年通り。職業人としては幸せなことだが、サイクリングを趣味としていた2012年から2022年頃までは、この時期にライドを自粛して心身の調子を崩すことが多かった。

趣味のサイクリングで事故や落車に遭い、繁忙期に仕事を休むという事態は避けねばならないと自戒していた。また、若手医師やスタッフが当直で繋いでいる時期の病院に自転車で転んで運ばれ、ベッドの上で鎖骨や大腿骨の手術を待つことは悲惨だと思った。しかし、今回の年末年始はコンディションが随分と保たれている。脳以外はとても元気だ。

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2023/12/10

ボディビルダーから体重のコントロールを学ぶ

市外の人たちはあまりイメージが湧かないかもしれないが、市域の多くが埋立地である浦安市の海沿いはコンクリートの護岸に囲まれていて、護岸の内側にはウレタン舗装された遊歩道がほぼ切れ目なく続いている。総距離は5kmを超えているので、往復すると10km以上のウォーキングやランニングが可能という計算になる。

スマホのログをチェックすると、4月からこれまでの私は(休日出勤や雨天を除いて)欠かすことなく週末にこのコースに出かけ、ノルディックスキーウォーキングで汗を流していることが分かる。日本の高齢者等が集団で楽しんでいる散歩のようなノルディックウォーキングと比べると、クロスカントリースキーのバウンディングストライドを含むノルディックスキーウォーキングは明らかに負荷が高い。

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2023/11/26

家庭内の子育てマウンティングの破綻

中学受験を希望しているというか、まあとにかく妻の方針に従って受験塾に通っている下の子供。一見すると学習机の前に座って真面目に勉強している様子だが、私が背後を通りがかると下の子供がビクッと動いて何かを隠すような動きを繰り返している。おそらく、マンガ本や雑誌を机の引き出しに広げて、親がやってきたら引き出しを閉じているのだろう。

机の引き出しに何かを隠す。誰が教えたわけでもなく、子供が自然と身につけるサボり方というか。昭和の中高生の男子の場合には、そこに成人誌が広げられていたりもしたな。しかし、合計すると数百万円もかかる高い金を払って子供を塾に通わせて、偏差値が50に達していない現状で子供がサボり、妻がキレる。煩いので私が子供の机の引き出しを開けると、そこには信じられない光景が広がっており、今後の私自身の生き方までを考えなくてはならない程に思考が高回転した。

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2023/11/05

加齢臭どころか心の疲れまで香りに変えてしまいそうな「清水香」という消臭スプレー

録のタイトルが長い。私のように感覚過敏を有している人(HSP)は、いわゆる普通の人よりも嗅覚が鋭いことが多い。妻が料理中にスマホゾンビになってフライパンで何かを少しでも焦がすとすぐに察知するし、満員電車に乗ると多数の人たちが発する臭いに反応して気分が悪くなって吐きかけたりもする。私の不在時に義実家の人が自宅を出入りすると臭いですぐに分かる。

ならば、中年になって加齢臭を漂わせるようになったHSPの私が自分自身の体臭に反応するのかというと、不思議なことにリアルタイムではよく分からない。ただし、使った衣類や寝具が部屋の中にあるだけで、とりわけ帰宅して自室に入った時には「臭いな...」と感じる。脂と何かが混じったようなオッサンの臭い。夜と朝にシャワーを浴びたり、一度でも使った衣類は自分で洗濯していたりもするのだが、なぜここまで臭うのかと。

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2023/10/29

団地の駐輪場でシニアに絡まれる

日曜日に買い出しに出かけようと集合住宅の駐輪場に向かったところ、見慣れない自動車がマンションの前の道路に横付けになっていた。住民が駐車場以外に自動車を停める場合には許可証が必要だが、その掲示は見当たらない。自宅から自動車に荷物を運んでいるのだろう。

駐輪場から自転車を出して出発しようとしたところ、その自動車の陰から中高年の女性が現れ、「あなた、どこにお住まいですか?」と尋ねてきた。推定年齢は還暦付近。その人物の顔と表情が誰かに似ている。公立中学校に通っていた時の英語科のベテランの女性教師にそっくりだ。私の頭の中で警鐘が鳴った。

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2023/10/22

団地は生き物

趣味と習慣を兼ねたウォーキングの途中で、美浜地区にある団地に立ち寄った。エステートという名前ではあるが、実際には典型的な昭和の団地だ。その敷地にいくつも用意されている公園の前で、たくさんの親子連れが楽しそうに遊んでいる姿を眺めた。建物が古くても、住んでいる人たちが若いと町が若く感じる。とても活気があって雰囲気が明るい。

「へぇ、やっぱり、子育て世代が増えたね...」と、この団地の雰囲気の変化を実感した。妻の実家がある新浦安に夫婦で引っ越してきた時、この団地の部屋を借りて住んだ。15年近く前の話だ。遠くから見ても築年数が経過していることが分かる古びた団地。エレベーターもベランダも旧設計で配管も古く、1980年代の昭和の姿がそのまま保存されているような感じだった。けれど、住み心地はとても良かった。

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2023/10/16

ひとり暮らしを始めた町を再び訪れて

たまにやってくる休日の仕事を終え、普段は全く乗らない電車に乗った。途中で路線を何度か乗り換えて、数十年前の記憶をたどりながら窓から見える景色を眺めた。車内のほとんどの乗客は不自然な角度で首を曲げてスマホを見つめている。ネットさえ普及していなかった当時であれば、まるでSF映画のような状況だ。

お世辞にも立派とは言えない駅で下車し、未だにエスカレーターが設置されていないのかと呆れながら階段を上り、地味すぎる小さな構内を歩き、階段を下って駅の外に出た。眼前には若き日に見た街並みが代わり映えしない状態のまま残っていた。30年近い時間が流れたとは思えないほどに変わっていない。

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