2020/02/04

連絡先やコメント欄の必要性

相変わらずの忙しさだが、職場の士気が高まると勢いで私のモチベーションも上がる。とはいえ、あまり前のめりになると元気の前借りになって燃え尽きるので留意したい。


強烈な向かい風が吹く荒川や江戸川の河川敷をロードバイクで走るかのように、踏み込みすぎて力尽きないように、そして心折れることなく着実に前に進めるように。

仕事で疲れると睡眠の導入に時間がかかる。そのような時、思ったことを録に残していると気持ちが落ち着いて眠くなる。

忍者ブログというサービスでHYPSENTのサイトを立ち上げてから、わずか数ヶ月で大規模なシステム障害が発生し、1月の後半から1週間以上もサイトが閲覧することができなくなった。

HYPSENTのサイトが閉鎖したわけではなくて、忍者ブログを使っている全てのユーザーのサイトがダウンした。

しかし、多くの人たちはシステム障害について知らないわけで、私がいつもの気まぐれでサイトを閉じたか、疲れすぎて死んだと思われても仕方がない状況になった。

ということで、忍者ブログについては見切りを付けて、FC2ブログにデータを移した。

レスポンシブデザインが全盛のご時世だが、それが逆に飽きてしまったので、PCとスマホでサイトのデザインを大きく変えることにした。

それと、昔風のサイトが多かった時期には白の背景に黒文字のシンプルなデザインのサイトが目新しく感じたが、最近ではそのようなデザインのサイトがネット上にあふれていて逆に平凡に見える。

眠る前に布団の中でスマホを見るのは良くないそうだが、暗闇の中で白背景のサイトを見ていると、目の前でかなりの光が目に入る。確かに目や脳にとってあまり良くないかもしれないな。

ということで、背景を黒にして、テキストを抑えめのホワイトにしてみた。これはこれで目に刺激があるように感じるが、忙しいのでこの辺で留めておく。

個人的な感想としてFC2ブログの使い勝手はJimdoより複雑に感じるが、HTMLやCSSをいじることができるので思ったよりも面白い。

手っ取り早くサイトを立ち上げたいのならJimdoだが、その使い勝手の良さから猫も杓子も....いや、猫や杓子はサイトを立ち上げないな...Jimdoでサイトを立ち上げてしまって、これまた同じような感じのサイトがネット上にあふれてしまっている。

結局のところ、サイトのデザインなんて本人が気に入ればそれで良いわけで、HYPSENTにおいても私が気に入ったデザインにした。

そして、サイトを立ち上げた時には問合せ窓口のようなページを用意して、そこにメールフォームを作ったりするわけだが、その段階になって思案した。

スポーツサークルのサイトであれば、そのサークルに参加したい人たちが連絡してくれるように問合せ窓口を用意することは自然な流れだと思う。

一方、私は子育てやロードバイクについてのブログを4年間くらい運営していたことがあるのだが、その時も連絡先のページを用意していた。

その窓口から様々なメッセージが届いたりもしたわけだが、私の人生においてあまり大きな意味があったのかというと、どうなのだろう。

励ましになったり楽しかったエピソードもなくはないが、居丈高に突っ込んでくる輩が珍しくなかったし、何とも意味不明で不愉快なメッセージが届くこともあった。

ネットが普及して誰もが情報を発信する時代。しかし、とりわけ文章に限って言えば、自らが考える内容をコンテンツとして表現しうる人と、そうでない人の差が明確になってきたように感じる。

多くのネットユーザーが批評家のようになっている感があって、他者が用意したコンテンツに対して突っ込みを入れることが多い。ツイッターやブログのコメント欄など、どこでも目にする光景だろう。

では、そのように突っ込みを入れる人たちが、いざ自分でブログを書いたりすると、人に指摘することができるのかと思えるくらいの語彙やロジックしかない拙い文章、あるいは罵詈雑言ばかりになっていたりもするわけだ。

翻って、サイトにメールフォームやコメント欄を用意する必要性について考えてみると、ネット黎明期の頃は大切なコミュニケーションの手段でもあった。

ネット上に自らのサイトという小部屋を用意して、そこに誰かが訪れてくれると嬉しい。自分が用意したサイトに好意的なメッセージが届くとさらに嬉しい。そのような期待を込めて、他者との繋がりの場を用意するのかもしれない。

ただ、現在のネット社会を眺めた場合、そのような期待が果たして結実するのだろうか。サイトにコメント欄があっても、多くの人たちはメッセージを送ることはない。面倒だし、とりわけ関わりたくもないという体だろう。

SNSが流行した当初は、人々が情報を発信してより多くの人たちと繋がろうとした。しかし、その行為が逆に疲れに繋がるようになり、文章ではなくて写真をアップしたり、動画をアップしたり。

ネット黎明期にはユーザーたちの大切な小部屋だったはずのサイトも、広告収入で小銭を稼ぎたいアフィリエイトブログに押し流されてしまって、お気に入りのサイトを見つけることさえままならない。

FC2でサイトを立ち上げてみたものの、かつて運営していたブログのように面倒なメッセージが届いて対応することを考えると、逆に問合せ窓口なんて用意しない方が楽かもしれないなと感じていたりもする。況やコメント欄をやの境地だな。

問合せ窓口にしろ、コメント欄にしろ、自らがサイトを運営する中で誰かと繋がりたいという期待があってこそ成り立つのではないだろうか。

今の私の場合には、ネット上で面倒な人たちが寄ってくるくらいなら、あえて連絡先を閉ざした方が楽だと考えてしまう。それならば、どうして誰もが閲覧しうる形で録を公開しているのだろうかという疑問にも繋がる。

今まで生きてきた中で出会った知人や友人はそういったツールを用意しなくても連絡を取ることができるだろうし、わざわざ他のネットユーザーと繋がりを持つ必要性も感じない。

それでも、どうしても私に連絡を取りたいという人が現れたとしたら、どうなのだろう。やはり問合せ窓口くらいは用意しておいた方が良いのだろうか。

そこまでの価値が私にあるとは思えないし、このサイトは日記代わりだ。

気が向くまでこのままの形で放置しよう。