2022/12/06

新浦安に宿泊するディズニー客が飲食代を節約する方法

コタツ記事が並ぶアフィリエイトブログのような録のタイトルだな。この情報を必要としている人たちは、おそらく文章を読むことがあまり好きではないと思うので、結論から始める。

「ディズニーにやってきて新浦安のホテルに宿泊する時には、23時まで営業している新浦安駅前のイオンの1階に行くと飲食代を節約できますよ」という単純な話。私のような地元民ならば普通のことだが、それを知らずに深夜のコンビニに押し寄せるディズニー客が多い。


浦安出身の妻は子育てに入ってから実家の母親、つまり義母に似てきた。いや、元から義母とOSが同じで、交際時や新婚時に被っていた分厚いペルソナが剥がれたということだろう。子供たちに腹を立てると、妻は義母と同じく甲高い大声を上げて家庭全体にストレスをまき散らす。

子供が巣立ったら卒婚あるいは離婚すると決めている私は、この家庭は息が詰まると外に出て、夜中のコンビニに向かう。最近になって増えた低価格の菓子のコーナーで酒のつまみを探していたら、視界にスレンダーな金髪女性の姿が入った。

くびれたウエストに黒色のタイトなジーンズ。引き締まった臀部から伸びる細くて長い脚は芸術的な美しさを放っている。

視線を上げると、金色に染められてカールした美しい長髪。マスクの上からでも美人だということが分かる。そして、胸元には一歳児くらいの子供。

外国人ではなくて、地方からディズニーに遊びに来た若い母親なのだろう。それにしても、ここまで純粋なヤンママ(正式名称は元ヤンキーのママだろうか)らしき人を見かけると感服する。独身時代の私は、このような女性と結婚したいと思ったりもした。

キレたら恐いことを覚悟して結婚した場合、家庭で怒った妻が「バカジャネーノ!? 〇〇〇ダッツテンダロッ!」といった荒い言葉で怒鳴っても、夫へのダメージが少ない。

ヤンママは喧嘩っ早くて恐いように思えるが、実は寛大だったりもする。夫がギャンブルや浮気、トラブルによる失職といった悪行に至るとキレるだろうけれど、夫が真面目に生きていれば攻撃されることは少なく、夫への配慮や敬意も保たれる。子供の教育方針をめぐって夫婦で激しいバトルや冷戦を繰り広げることも少ないらしい。

また、子育てに入ってから妻が豹変することも少ないらしい。実際にヤンママと連れ添っている船橋の強面の父親から聞いた話なので、相応の信憑性がある。

翻って、穏やかで上品なペルソナを被ったまま結婚し、子育てに入ってから文字通りに豹変し、辛辣な言葉で怒鳴る母親が浦安の新町にはたくさん住んでいる。怒りの沸点が低くて、少しのことですぐに着火して炎が上がる。

もとい、節倹生活に励む私は、コンビニ業界の意図をあざ笑うかのようにコストパフォーマンスに見合ったスナック菓子だけを手に取り、レジに並んだ。

すると、周囲を威圧する厳つい風体の若い男性が、5歳くらいの男児を連れたままレジの前のスペースを占拠していた。

レジ台の上に置かれたカゴは菓子やペットボトル飲料で一杯だ。それにしても何をやっているのか。

コンビニで買物をする場合、①購入したい商品を手にとる、②レジに並ぶ、③金を払う、④商品を受け取る、という極めて常識的なフローがある。

しかし、新浦安にやってきたディズニー客の中には、そのフローに従わず、②と①が逆になってしまう人がいる。家族連れや複数人の若者たちに多いパターンだ。

レジに並んだ後で同伴した人が商品を探して持ってくるという、現地人にとって理解不能で我田引水な行動とでも表現しようか。店員としても精算が進まないし、レジ台に商品が山盛りなので後回しにすることもできない。

後列の客は、まるでディズニーの順番待ちのように立ち尽くすしかない。

日の出地区の夜のコンビニにはディズニー客が押し寄せて、旅の恥を掻き捨て、大なり小なり地域住民に迷惑をかけている。

ディズニーに遊びに来たのだから、パークや宿泊先のホテルの中で夕食をとればいいだろうと思ったりもするのだが、現地のコンビニにやってきて夕食を買って部屋に戻ろうとする人が少なくない。金額を考えれば確かに私も後者を選択する。

レジの前を占拠している件の父親は、髪を短く刈り上げ、口ひげとあごひげを生やし、派手な黒色のトレーナーを着て、首には金色のネックレス。彼の装いのモチーフは米国のラッパーなのだろう。

彼が連れている子供は間違いなく未就学児だが、髪の毛にパーマが当てられてドレッド状態になってしまっている。この髪の傷み具合は地毛ではなくて人為的な処理によるものだ。

このような家族においては、サイドや襟足にカミナリ状の剃り込みが入った子供を見かけることが多い。

そして、夜遅くまで夕食をとらせてもらえずポップコーンとコーラだけで耐えて、子供だけでなく父親までもがグズり始めたらしい。父子ともに怒りのボルテージが上がっている。観光ホテルが多い浦安の日の出地区でよく見かける光景だ。

私としては、さっさと彼が精算を済ませてほしいわけだが、どれだけ食べるんだというくらいの数の弁当の加温を店員に要求し、全てのレンジがフル稼働だ。

しかも、レンジからピーピーと完了音を鳴らしているにも関わらず、その家族はレジを立ち去ろうとしない。すでに5分以上の時間が過ぎた。

すると、先ほどの金髪のヤンママがやってきた。半ば予想していたことだが、彼女はレジで居座っているラッパー風の男性の妻だった。

嫁探しに全振りしたであろうラッパー風の男の青春を想像しつつ、若き日に学歴や職歴を優先して嫁探しが疎かだったと反省している私は、醜い嫉妬を込めた眼差しのままその家族を眺めた。

それにしてもエンゲル係数が高い家族だな。レンジで加温されていた弁当は5パック、夫が3パックの弁当を食べるとして、妻が1パック、推定5歳児が親と分け合って1パック。なるほど、ラッパー風の父親は肥満傾向だが、それなりに食べているということか。しかも、買っている食事の中にサラダが見当たらない。弁当の付け合せがポテトチップスなのだろうか。確かにジャガイモが原料だが。

しかも、オードブルとしてコンビニの店頭に並んでいる揚げ物、2リットルのスタンダードなコカコーラ、妻がレジに持ってきた朝食らしき食品類、スナック菓子。旅先だからと奮発したのか缶入りの生ビール。それらが全てコンビニ価格だ。

そして、その夫婦はレジで凄まじい金額を支払っていた。しかも、電子マネーではなくて現金。家計の管理にはクレジットカードが便利だ。夫の小遣いどころか浮気までモニターすることができる。

パークやホテルで夕食をとることに比べれば割安で手軽かもしれないが、せっかくディズニーまでやってきてコンビニで夕食なのか。しかも朝食までコンビニとは。

その家族を情報弱者、すなわち情弱だと貶すつもりは全くない。旅先ではどこに何があるのか見当がつかない。

私は出張で全国を行き来したりもするが、確かに現地の割高で気を遣うレストランや料理店には行くことは少ない。かといって、その家族のようにコンビニで夕食を済ませることもない。

新浦安のホテルに宿泊するディズニー客が夕食のためにコンビニで割高な弁当や飲料を買う理由は様々だろう。

パークやホテルの食事が高額だという話だけでなく、パークのレストランが混み合っているとか、閉園まで遊ぶとホテルのレストランがラストオーダーの時間帯になるとか。小さな子どもを連れた家族にとって、レストランの食事は面倒で大変だったりもする。

ということで、コンビニで手っ取り早く夕食を買ってホテルの部屋で済ませようという話になるのだろう。どのコンビニも日本全国で同じような商品が並んでいて、同じような価格設定だ。手軽さや安心感がある。

しかし、私が出張で地方を訪れて夕食を買ってホテルに戻る時に訪れるのはコンビニではなくて、その土地のスーパーマーケット。これが実に面白い。大手チェーンであっても、その土地の住民の好みや食文化を反映している。しかも、安い。

ホテルの朝食は安くても一人当たり1000円くらいの料金設定になっている。4〜5人家族の場合には朝食代だけでも大きな出費になる。

素泊まりプランがあればホテルの朝食を省略し、前夜にスーパーの見限り品のおにぎりや惣菜を購入しておけば翌朝まで賞味期限の範囲内だ。パウダーのスープを追加しても格安で朝食が手に入る。

スーパーにとってはフードロスを減らすことができ、ディズニー客は節約した分でお土産をいくつか増やすことができる。パークに入れば胃の中はポップコーンで満たされるわけで、朝食は100円程度のおにぎりで十分だと思ったりする。

このロジックで考えると、地方からディズニーを訪れた人たちが割安でその日の夕食や翌日の朝食をゲットしたいのであれば、向かう先はひとつしかない。23時まで営業している新浦安駅前の「イオン」の1階。

この時間帯の新浦安イオンの食料品と日用品のフロアは、ディズニー客の利用に適している。

ディズニーで遊んで21時に閉園を迎えたとする。そのまま舞浜駅の付近のホテルに宿泊する人たちはそれなりの持ち金があるということで考察から除き、新浦安駅もしくは少し離れた場所のリーズナブルなホテルに宿泊する人たちについて考える。

私は出張先でも安宿に宿泊する人なので、舞浜地区の高額なホテルに宿泊するタイプではない。

地方からディズニーに向けて出発し、あるいはディズニーで遊んで新浦安のホテルに宿泊する場合、到着は遅くても22時頃。そして、新浦安駅前のイオンの閉店時間は23時。

都内で夜遅くまで働いて新浦安に戻ってくるので知っているのだが、この時間帯のイオンは弁当やおにぎり、パンやつまみといった食料品にディスカウントの赤札が貼られて割引価格になっている。

深夜にスーパーにやってくる地元民は少ないので店内は混み合っておらず、ディズニー客がキャリーバッグやベビーカーをそのまま持ち込んでも気楽に店内を移動して精算を済ませることができる。

アルコールや茶といった飲料やスナック菓子はコンビニよりもずっと安く、時に旅先で必要となる日用品もレジに近いエリアにまとめられている。

加えて、新浦安駅前のイオンのセルフレジの付近には電子レンジが設置されており、惣菜や弁当を自分で温めることができる。さりげなくディズニー客に配慮しているところが面白い。

ディスカウントされた弁当や惣菜はフードロスをなくすためのもので、味には問題がない。とりわけ、イオンのカツ丼弁当は日本のどこに行っても夜まで売っていて、私の大好物だったりもする。

イオンで買物を済ませた後で、気にせずホテルのフロントを通過し、宿泊先の部屋で湯を沸かしてパウダーのスープや味噌汁を溶かせば、リーズナブルな夕食が準備できる。ホテルの自室で食べる食事はなぜか旨い。

先述のような親子連れが、どうして子供たちまで連れてコンビニに並んで夕食を買おうとするのか。その行動原理としては、ホテルにたどりついて周囲を見回して、視界に入ったのがコンビニというだけの話なのだろう。

①家族でディズニーで遊び、②ホテルにチェックインし、③母親と子供たちは軽食を携行してそのままホテルで滞在して入浴あるいは休憩し、③その間に父親が新浦安駅前のイオンに行って食材や飲料を割安の価格で購入し、両手で抱えてホテルに戻る。これが最も安いスキームだろう。

もしくは、夫が普段から家庭のことに関与しておらず、妻がいないと食事について決められないとする。その場合には家族連れで行動せざるをえない。しかし、狭いコンビニに家族で押し寄せるよりも、新浦安駅前のイオンに行った方が安い上に広くて移動が楽だろう。

電車やバスではなく、他府県ナンバーのマイカーで新浦安にやってきた家族が深夜のイオンの付近の道路の路肩で車を停め、父親と子供は車に残り、母親がイオンで食料と飲料を買って帰ってくるという光景を見かけることがある。おそらく、このスタイルに気が付いたのだろう。

とはいえ、私が地方に出張で滞在した際も目的地とホテルの場所以外は全く分からないという状態になる。慣れない土地で重い荷物を運んで疲れているので、料理店に入りたくないとか。スーパーマーケットに行けば無駄金を使わずに済むことに気が付いたのは四十路に入ってからのことだ。

ディズニーに遊びに来て新浦安駅が最寄り駅のホテルに滞在する場合、飲食代を安く済ませたい時には新浦安駅前の「イオン」に行く。これが最適解だと思う。新浦安民であれば当然のことかもしれないが、ネット上で誰も教えていないようだ。

昭和の観光地でもあるまいし、食事や飲料の持ち込みが不可なホテルが浦安の新町にあるという話を聞いたことがない。

昔の温泉宿のように弁当の持ち込みが禁止されているのは、パークの中だけだろう。名物に旨いものは何とやらだが。