2022/08/07

節倹生活×積立NISA=生きるためのゲーム

これはいい。ちょうど生きることに厭きていたので、細やかな楽しみができた。これまでの事の経緯はこの録この録に記してある。とりわけ金に困っているわけではないけれど、老後と死という人生の最終ステージに向けて、丼勘定だった金の使い方を整理しようと思い立った。

そして、ほぼ全ての出費をクレジットカード払いに統合し、オンラインで視覚化および一元管理することにした。すると、無駄な出費が気になり出した。より安価な手段を探しているうちに、節倹の面白さを知り、せっかくだからと個人年金やiDeCoによる節税、そして積立NISAも始めることにした。今回は積立NISAの話。


少しでも儲かると知れば、すぐに飛びつくのが日本人のネットユーザーの習性のひとつだ。全ての日本人が飛びつくわけではないが、アフィリエイトブログで金太郎飴のようなコタツ記事がネット上を埋め尽くしたり、他者のブログを無許可で盗むキュレーションサイトが問題になったり。

仮想通貨だとか、YouTubeだとか、挙げればキリがない。そのような小銭稼ぎにのめり込むタイプの共通項としては、あまり年収が高くなくて、地道に働くことを嫌い、手っ取り早く金を手に入れたい人だと私は勝手にイメージしている。

興味深いことに、そのような小銭稼ぎにのめり込む人たちは、実際の労働とあまり変わらないくらいの時間や労力を小銭稼ぎに費やし、結果として理想通りのアウトカムを得られないことが多いようだ。

だが、そのような人たちにもそれなりの都合があるのだろう。最近の日本ではバブル後から続く経済の停滞、非正規雇用による所得格差、様々な増税などによって、決して豊かな国とは言えない状況になっている。

真面目に学び働いた人に裕福な生活が待っているわけではなく、むしろ真面目だからこそルールという枠に填められて搾取の対象になってしまいかねず、さらには他者を蹴落としてでも貪欲に我欲を追求する人が富を得るような社会に進んでいる。その一方で、働かずにネットの世界に溶けているような人たちもいる。

真面目に働いて搾取されることが無意味だと感じ、楽をして金を手に入れたいという人が現れても不思議ではないな。

さて、積立NISAがネットでの小銭稼ぎに該当するのか、その判断は私には難しい。ツイッターなどを眺めた限りでは、①小銭稼ぎとしてのめり込んでいる人たち、ならびに、②堅実な節約生活に励んでいる人たちに分けられる。前者の①について言えば、積立NISAを目先の小銭稼ぎの道具だと考えている人が多いように思える。

また、後者の②においては老後の資金という目標で積み立てている人は少なく、子供の教育費を増やそうとしている人、さらには「FIRE」のための取り組みとして励んでいる人も少なくない。

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、「資産を用意した後の早期リタイア」のことだ。定年を待たずに仕事を辞めたいという気持ちは中年男性であれば感じることだ。

では、そもそも積立NISAとはどのようなシステムなのだろうか。将来の備忘録のために記しておく。

積立NISAは日本政府、とりわけ金融庁の旗振りで2018年から始まった。この制度は少額投資において得られる利益を非課税とするものだ。対象となる金融商品はあらかじめ選定された投資信託。年間の非課税投資枠は40万円、非課税期間は最長で20年。

投資信託とファンドは同義として扱われていて、要は金融商品のこと。これらを買い付けた人たちが投資家になり、投資家から集めた金を主に企業の専門家が株式や債券として投資ならびに運用し、得られた利益の一部を投資家に還元する仕組みになっている。

ファンドにはたくさんの銘柄がある。それらの金融商品を小売店やスーパーのように取り扱っているのが銀行ならびに証券会社。一般の投資家は自分が選んだ銀行もしくは証券会社にて口座を開設してファンドを買い、自分が保有している金融商品の一覧表(ポートフォリオ)や運用益については銀行もしくは証券会社のアカウントによって確認することになる。

そもそも日本政府が積立NISAを立ち上げた背景は何なのかというと、「長期の資産形成」という割と当を得た建前がある。銀行に金を預けてもほとんど利息が付かず、年金額は値下がりし、医療費は高くなるといった社会情勢だ。年金システムも医療システムも限界に達して傾いている。何かがないと国民が困る。

一方で、金を貯金して使わないという日本人の性質を考えた場合、できるだけ貯金を投資に回してもらった方が経済が活性化する。つまり、金を循環させたいという政財界の本音があるのだろう。そのためのインセンティブとして課税を免除するという札を切ったわけだ。

一般的な株式投資における税率は約20%だ。積立NISAにおける非課税のインパクトは大きい。

もちろんだが、投資するだけの金がない人たちは積立NISAを使うことができないし、その専門性やリスクから投資そのものを敬遠する人たちも少なくない。

しかし、フルスイングして空振りし、国民から批判されることが多い政府の政策においてNISAは久しぶりのヒットかもしれない。

同じようなことを子育てについてやっていれば、少子化を打破して第三次ベビーブームを起こすための策になっていたかもしれないな。期間限定で子供を産み育てると所得税が半額になるとか。今はその逆だ。子供を産み育てると生活が苦しくなる。子育てに入りたくても入ることが難しい。だから子供が減る。

ところが、後述するように日本の場合には長期投資という側面ではなくて、斜め上のベクトルで積立NISAが注目を集めることになったらしい。

株式ベースの同じ銘柄のファンドを20年も購入し続けていれば、元本割れになることは少なく、結果として投資した金よりも多くの金が得られるというロジックだが、当然ながら元本割れが連発すると国民が怒る。

そのため、ファンドの選定については政府が介入して安定した収益が期待しうる銘柄が並ぶことになった。

加えて、銀行が取り扱う積立NISAにおいてはさらに厳しくファンドが選定され、結果として商品の種類が少なくなっている。銀行で積立NISAを継続するメリットとしては、メインバンクでそのまま申し込みが可能であったり、不慣れなファンドの選定や運用において対面での相談が可能という点だろうか。

銀行ではなくて証券会社の場合には、取り扱っているファンドの銘柄の種類が多く、ファンドを買い付ける際の手数料が抑えられている。また、選定されたとはいえそれなりのリスクがあったり、その分だけリターンと投資信託会社への手数料が高いという刺激的な銘柄もある。

では、2018年から日本で始まった積立NISAが、どうしてSNS上でそれなりのブームになったのか。私なりの認識としては、長期の資産運用という積立NISAの本来のメリットとは異なり、また人々が経済を回そうとした結果とも言えない理由があった。

その理由とは何かというと、平たく言えば「楽に金を得たい」という発想。目先の小銭稼ぎを目論む人たちにとって、アフィリエイトブログでは儲からなくなり、仮想通貨の危険性が認知されたネット上において、積立NISAが次のターゲットになった。

どうしてこのような図式になったのかというと、2020年の初旬に生じたコロナ禍により、3月頃を底値として全世界における株価が暴落した。この状況に対して、世界、とりわけ米国が巨額の財政出動を展開し、結果として2022年の1月にかけて株価指数が右肩上がりに上昇した。

2018年から2019年頃に積立NISAでファンドを購入していた人たちにとっては、これが禍の中の福音であり、20年間を見据えた長期の積立どころか、積立期間にもよるが1年で数万円さらには数十万円の運用益を得た人たちが続出したわけだ。

このような話でブームに火が付くところがいかにも日本的なのだが、2021年頃には「まだ間に合うぞ」という勢いで貯金をはたいて積立NISAに投資する人たちが一気に増えたらしい。

また、予定調和で「この銘柄を買い付けると儲かる」という噂をツイッターやYouTubeとなどで積極的に発信する人たちが雨上がりのタケノコのように現れた。このような輩の中には情報商材によってツルハシビジネスを展開したいという思惑がある。

加えて、積立NISAを短期間の資産運用と見なして、日々の運用益で一喜一憂し、儲からなくなったら売却しようと考えている人たちがいることに驚く。まあしかし、収入や貯金の額から考えて少額投資に限られている世帯において、リスクが少なく運用益が非課税になると思えば、積立NISAが手っ取り早い金稼ぎに使われた経緯には大きな矛盾がない。

長期に積み立てた方が全体の利益が大きくなるとはいえ、何十年も待っていられない人は多いことだろう。

積立NISAの現時点での定石としては、銀行ではなくて証券会社でファンドを買い付けること。①買付手数料が抑えられている、②取り扱うファンドの数が多い、③買付でクレジットカード決済が可能といったメリットから、SBI証券や楽天証券が選ばれることが多い。

SBI証券という名前を見ると、巨額の赤字が発生しているソフトバンクの系列ではないのか、大丈夫なのかと感じることだろう。

かつてのSBIは「SoftBank Investment」の略だったが、その後はソフトバンクグループを離脱し「Strategic Business Innovator」という名前の会社になった。略称は同じだが。

最近のSBIは三井住友銀行との関係を深めており、アプリも連携している。両者に相応のメリットや戦略があるのだが、ここでは省略する。

次に、ファンドの数が多いことが証券会社の選定の要素になってはいるが、先述のようなブームにおいて選ばれる銘柄は限られており、ひとつは三菱UFJ系列の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」。

この銘柄は、米国のS&P500という株価指数(インデックス)の値動きに連動して米国株式に投資する投資信託だ。インデックス型ファンドと呼ばれたりもする。

eMAXIS Slim以外にもS&P500を対象とした多数のファンドがあり、投資先や信託報酬等はそれぞれの投資信託会社によって異なる。それぞれの銘柄のコストやリターンなどを比較すると面白い。

積立NISAでは様々なファンドを買い付けて運用することが可能なのだが、運用益を考えてS&P500に全集中というネットユーザーが珍しくない。数ヶ月前、米国株に暴落の徴候が生じた時にはそのような人たちは文字通りに戦々恐々としていたことだろう。

S&P500に基づく米国株式を対象としたインデックス型ファンドと比較されることが多いのは、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」。この銘柄は全世界の株式を対象としたインデックス型ファンドだ。通称「オルカン」。

オルカンの場合には、利回りとして米国株式のS&P500に劣ることが多い。しかし、先進国などを幅広く対象としているので、米国株が大暴落してもリスクが軽減されるという特徴があるらしい。もちろんだがオルカンには米国株式も含まれているので、バランスが良いというわけだ。

日本のネットでよくある傾向だが、玉石混淆の情報が氾濫して、何が答えなのかよく分からないという状態に陥りやすい。Googleがアルゴリズムを改善したとしても、相変わらずアフィブログがランキングに並んだりもする。

S&P500やオルカンが人気だとはいえ、国内外の債券や不動産投資信託(REIT:Real Estate Investment Trust)を含む複数資産分割式のバランス型ファンドを1本だけ選べばOKと言っている人もいる。一体、どこに自分なりの答えがあるのか分からない。

ということで、ネット上のあやふやな記事ではなくて、きちんとした専門家のアドバイスを見聞きしてみた。私がなるほどと納得した専門家の意見としては、長期投資という積立NISA本来の目的で考えれば、全世界株式ファンド、つまりオルカンを主体にすることを勧めている。

オルカンの場合には米国株式を含んでいるので相応の利回りが期待され、米国株が大暴落してもリスクが緩和される。また、積立NISAには債券やREITだけのファンドがないため、それらを含む分割式のバランス型ファンドの場合には比率の調整が難しくなる。株式の方が市場規模が大きくて利回りが高いにも関わらず、債券やREITによって全体の利益が減るという可能性がある。

また、積立NISAを毎年40万円、20年間にわたって継続した場合の元本は800万円になるが、規模としては少額なので債券を優先するとただの貯金と変わらなくなる。REITには株式どころではない暴落のリスクがある。ということで、株式に投資した方がよいという話だった。

資産に余裕がないようであれば、全世界株のファンドだけを早めに始めてコツコツと積み立てること。ドルコスト平均法で着実に投資を継続することが重要なのだそうだ。

また、資産に余裕がある場合には買付額を上限に設定し、その半分を①全世界株に割り当て、残りの半分で②米国株、③先進国株、④日本株、⑤新興国株のファンドに割り振るという戦術があるらしい。

この配分はとても分かりやすい。投資額の半分を全世界株、残り半分でそれぞれの地域の株に割り当てると、結果として自分好みのオルカンのポートフォリオが出来上がるというわけだ。

月の中でファンドの購入に適した日というものがあって、それは「中途半端な日」が適しているらしい。例えば、毎月1日とか、15日とか25日、あるいは月末といった「キリが良い日」に注文を出す人が多いので、その分だけファンドの価格が上がることが多い。

逆に、ファンドを買い付ける人が比較的少ないであろう中途半端な日に注文を出すと、少しだけ安く買い付けることができるそうだ。まあそれが定石になってしまうと意味がなくなるが、クレジットカード決済を避ければ月初めの注文だけは回避することができそうだな。

ということで、この構成でSBI証券にて積立NISAを始めてみることにした。

①と②は先述のオルカンと米国S&P500、③はOne-たわらノーロード、④は大和-iFree TOPIX、⑤はSBIの雪だるま新興国。

①と②は定番だが、③から⑤は利回りやリスク、純資産額、信託報酬などを選定基準とした。

また、①と②のように三菱UFJ国際の銘柄だけだと20年間の積立で厭きてしまうかなと思い、③から⑤はそれぞれ別の委託会社を選んでみた。

全世界の株価が下落した時はファンドの買付に適したタイミングだ。落胆することはないので、ボーナス払いという注文にて買付を増やしてみた。

そして、1ヶ月ほど運用してみたところ、これはとても面白いと思った。積立NISAは長期の資産運用が目的ではあるが、運用益は毎日更新され、まるで自分のアバターが金融の世界でゲームに参加しているような感覚がある。

某国が起こした戦争の影響で株価が下落した時には運用益がゼロに近くなったが、その後は10数万円の元本で1万円を超える運用益が生じている。

コロナショック時の財政出動のように運用益の急激な増加は期待できないが、長期投資という点で考えれば少しずつ資産が積み重なる可能性を感じる。

ネットで短時間に小銭を稼ぎたい人たちから見ると、思ったよりも稼げないという感想になるかもしれないが。

積立投資の場合には自動入金で放置した方が気が楽だという話もある。しかし、私の場合には毎日のゲームを楽しんでいるような気分で金額の上がり下がりを眺めている。

オルカンは評判通りに着実に運用益をゲットしてくれる。また、オルカンではなくて、S&P500の1本で勝負に出る人の気持ちが分かる。想像以上にパワフルかつアクティブだ。

オルカンと先進国ファンドが密に連動しているというわけではなくて、利益率が異なる点も面白い。何よりも興味深いのはTOPIXベースの日本株ファンド。海外のファンドと違った動きをしていることがよくある。

しかしながら、積立NISAにおける私のアバターとして何だこれはという存在が新興国ファンドだな。ハイリスクハイリターンというわけではないが、他のファンドが運用益を上げている時においてもほとんど利益が出ていない。それどころか、元本を割ってしまう日がほとんどだ。

なるほど、積立NISAを短期的な投資のように使っている人たちから新興国ファンドが無視されている理由が分かる。

新興国株式の場合には、3年どころか10年くらいのスパンで運用益を眺める必要があるのだろう。かといって、新興国の株式のスケールは米国などと比較して小さく、しかも新興国の経済が急速に発展することが必ずあるとも言えない。

新興国の株価が上昇する時には、それらの国々に進出している先進国の株式も連動する可能性があるわけで、最初から全世界株の比率を増やせばいいではないかというロジックだな。

「よし、そうか、さっさと新興国ファンドを売却しよう!」という流れは積立NISAには適していないので、そのまま積み立てることにする。新興国の状態がどのようになっているのかを知ることができるので、それはそれで面白い。一発逆転のギャンブル的な要素がある。

利益を出してくるアバターがいて、調子が上がらないアバターもいる。それらをまとめると自分の状態とよく似ている。投資でそんな理屈が通用するわけがないが、現時点で金に困っているわけではない。

金には困っていないが、生きることに困っている。心身の状態が悪くなればもちろんだが金に困ることになり、それ以前の話として私は生きることに厭きてしまっている。

充実感や達成感といった立派なモチベーションがあれば話は別だが、今の私にはそれがない。むしろ早く終わらないかなと思う時がある。生き続けるためのモチベーションとして少しの楽しみや目標が追加されれば、それはとても素晴らしいことだ。

節倹の場合には、自分の生活をスリムでシンプルに整理したいという意味があり、相応の満足感は得られるものの金を貯めてどうするのかというモチベーションが感じられない。老後に住む家を買おうとか、子供が大学受験で浪人して私立大学に入る場合のリスクヘッジとか、まあそういった現実的で地味な話。

しかし、節約した金を積立NISAで資産に変えておくと、積み上がる金額と毎日の上がり下がりを眺めて少しの暇つぶしになる。生きること自体が死ぬまでの暇つぶしになってしまっている私にとっては、その要素が少しでも多い方がいい。

振り返ってみると、ロードバイクという趣味では全体で500万円近い金を使ったと思う。この趣味の場合には資産としての元本は全てなくなった。積立NISAで800万円を積み立てて、運用益が加算されて1000万円になるという可能性はあるだろう。逆に、元本を割ってしまったとしても、ロードバイクのように元本割れ100%という事態にはならないはずだ。

では、ロードバイクという趣味に金をかけたことは無意味だったのか。

そんなわけがない。開き直っているわけではなくて、私の場合には子育てが一段落した後の「自分自身」に対して多額の金を投資していただけのこと。

夫婦共働きの厳しい毎日の中で、「今、この苦しさを我慢したらサイクル用品を買おう」とか、長時間の通勤地獄で目眩や吐き気に襲われた時には、「この日を我慢すれば、週末にはライドに行こう」とか、他者から見れば何だそれはという些細なことを心の拠り所にして耐えてきた。

ロードバイクという趣味がなかったなら、バーンアウトからうつ病に進行しかけていた私の心身は完全に潰れ、働くことができなくなり、夫婦関係も破綻して離婚し、この家庭は離散していたはずだ。それは想像ではなくて、間違いなく生じえた未来の姿だった。

その危機を500万円で回避して、さらに人生を通じて楽しむことができる趣味を得ることができたのだから、何ら惜しくない。50代からリタイアまでの収入、そして自分の人生の豊かさを考えると安い買物だった。

現在の私の場合には、ロードバイクを十分に楽しんだ後でミニベロに乗り換えて、もはや手に入れたいサイクル用品がなくなってしまった。育児の頃には妻が毎日暴れていたけれど、最近では暴れる頻度が減った。

この調子で晴れた日はミニベロに乗り、雨の日はスピンバイクに乗り、シンプルな生活を地道に続けるだけ。

ということで、節倹生活で浮いた金をゲーム感覚で積立NISAにて運用し、リタイアした後の老後資金として適切に使うか、好き勝手に生きているのでおそらく私よりも長生きするであろう妻に遺そうかなと思う。それまで同居していればの話だが。