2022/06/26

新浦安の日の出地区で暴走する「黄色のスポーツカー」に気をつけろ

昔から「黄色の救急車」という都市伝説があり、「イエローピーポー」と呼ばれていることもある。今回は黄色の救急車ではなく黄色のスポーツカーに遭遇したわけだが、とても奇妙な体験だった。なるほど黄色は要注意だ。

週末のサイクリングに出かけた日曜日。全ての道程の中で最も気をつける必要がある街がある。それは、自分が住んでいる浦安市だ。東京都から千葉県まで幅広く自転車で走っている私だが、「浦安市ほどサイクリングで危険な街はない」と断言したい。


しかし、今回はこの街が嫌いだと嘆き続けるわけではなくて、とても奇妙な光景に出くわした。初夏のミステリーと表現しうる。一体、何がどうしてこのような事態になったのか私自身がよく分からないし、まるで推理小説の冒頭のような出来事だ。

新浦安が気に入らないから危険だと言っているわけではなくて、市内の鉄鋼団地を行き交うトレーラーや千鳥の配送センターを行き交うトラックの数は異様だと言わざるをえない。しかも、大型車を運転しながらスマホをいじっている愚者がたくさんいる。

ディズニーを探しているうちに新浦安駅付近まで迷い込んでくる他府県ナンバーも危険だ。前を見ていない上に夫婦喧嘩を繰り広げていることがある。

シンボルロードの歩道では地域住民が自転車に乗って疾走し、赤信号無視や右側通行は日常茶飯事。スマホ運転や飲酒運転も珍しくない。そこにディズニー客が加わってカオスになる。

しかし、最も危険なのは同じ街に住む市民が運転する自家用車だ。全てではないが、頭がおかしいという乱暴な言葉を自粛したとしても気が狂っているとしか思えない運転をする住民がいる。

法を無視して我を優先する人々の凄まじさには目眩が生じる。そして、北斗の拳2というアニメの「TOUGH BOY」というオープニング曲の歌詞の一節を思い出す。

「正気でいられるなんて運がいいぜ ユー」

このような街でストレスなく快適に生活している人がいるなんて、余程に精神が図太いのだろう。

ましてや、浦安の新町でサイクリングなんて、サイクリストである私は絶対に勧めない。事故に遭うリスクが高すぎる。

ネットで浦安でのサイクリングをアピールしている人がいたとすれば、それは不動産屋か自転車屋か個人投資家のプロモーションあるいはステマだと解釈して差し支えない。

加えて、私が浦安市の新町に住んで感じることは、この街の住民のモラルやマナーの低さだ。保育園の保護者会にしても、小学校のPTAにしても、自分が言うのもアレだけれどアレな保護者がたくさんいる。それが浦安の新町の現状だ。

街並みが美しくても住民の心の中まで美しいわけではない。せっかちで我が強く、自己愛と自己肯定に充ちている。新町においては、他の世帯との間で距離を取って決して近づかないこと。飲み会や家族ぐるみの付き合いなんて禁忌でしかない。

それが新町で「可能な限り」ストレスを溜めずに生活するための手段だ。

さて、江戸川の河川敷を走って気分良く市川市まで戻ってきた私は、市川市と浦安市を繋ぐ若潮通りの橋を渡り、浦安市の美浜地区や入船地区にある海沿いの道路を抜け、イビススタイルズ東京ベイとメディカルガーデン新浦安の間の道路に入った。

地元民しか分からないルートだと思うが、市内の中央部から日の出地区の居住地に入る際の裏道だと表現すると分かりやすい。

そして、その片道1車線の道路を抜けて日の出保育園前の交差点に差し掛かったところで事件が起きた。まずは状況のみを記す。

信号は赤。自転車で車道を走っていた私の前に2台のミニバンが並んでいて、それぞれが左折のためにウィンカーを点滅させていた。

信号が青になり、前方の自動車が左折していなくなった。私はその交差点で右折して、近くのコンビニに立ち寄ろうとしていたので、右方向にハンドサインを出した。

すると、後方から大きなクラクションが鳴らされ、1台の自動車が自転車に乗る私に煽り運転をかけてきた。咄嗟のことであり、その後の展開があまりに凄まじかったので詳細を覚えていないが、車体の色は「黄色」で、国産のスポーツタイプの自動車だ。

トヨタでもなくホンダでもなく、あのシルエットはスバルだろうか。旧車のスポーツカーではなくて、新しい車種。BRZのように思えたが記憶が定かではない。一瞬だけれど、運転席には中高年の男性が座っていたように見えた。

繰り返しになるが、黄色の国産のスポーツタイプの自動車。あまり古くない車種だと思う。大きなクラクションを鳴らした後で近づいてきて、自転車で交差点を右折する私の内側を猛烈なスピードで右折していった。もちろんだが、その自動車は右折の際に対向車線を跨いで走っていた。

今の私は車輪が小さな自転車でのんびりと走っているのだが、脚質としてはロードバイク乗りのままで、今でもスピンバイクに乗ってかなりのワットでペダルを回している。

その運転手が感情的になっていたとしても行為自体は煽り運転に該当し、私は危険を感じた。つまり、犯罪行為だ。

これは警察を呼んで話を聞かねばならないと、いつもよりも少しだけ速くペダルを回して追いかけることにした。

すると、追いかけるまでもない。その先のエデンの園という名前の老人ホームを過ぎたところの交差点が赤信号になり、そのイエローカーが停車していた。

「おい!こら!なに威嚇してんだ!煽り運転だろ!ゴルァ」と怒鳴り散らすような気持ちは私にはなくて、そもそも浦安の新町では住民同士のトラブルはすぐに水掛け論に発展し、「子供の喧嘩」のような形になる。

自己愛と自己肯定が強すぎて相手の思考や主張なんて理解しようとしないし、ロジックもへったくれもなくて言いたいことを言い合うことが実に多い。

住民同士が口論になっても延々と自己主張を続けて帰結しないので、警察官を連れてきてバトルを終わらせる必要がある。小学校の教室で子供たちが喧嘩した際に、「先生」を呼ばないと収拾がつかないことと同じだ。

私はイエローカーの少し後方にミニベロを停め、助手席側から運転手に向かって手をかかげ、「ちょっとよろしいでしょうか」と合図した。いきなり口論になるのもアレなので、何か失礼なことがあったら謝るという形で下手に出ることにしたわけだ。

その際に、逃げられないようにカーナンバーを記憶しようと思った。

当然だが、警察官が到着した後には「これは煽り運転なので免停にせよ」と主張する。しかし、まずは警察を呼んで運転手を引っ張り込む必要がある。

ところが、私が会釈した瞬間、そのイエローカーは急発進して交差点を左折し、ベイシティ浦安と海風の街の間の道路を猛スピードで走って行った。スポーツタイプの車種は後部の窓が小さいので、左斜め後方からは運転手の姿を確認することが難しい。

浦安市の日の出地区には、ディズニー客を対象とした様々なホテルがある。そのようなディズニー客が自動車で浦安市を訪れた際、ベイシティ浦安と海風の街の間の裏道を走ることは考えられない。

カーナビは間違いなくシンボルロードという大通りからホテルへの分かりやすいルートを提示するはずで、意味のない回り道を表示することはない。

他方、同じ新町エリアの明海地区や高洲地区の住民がこの道路を通行するだろうか。だとすれば、エデンの園の交差点を直進してシンボルロードに出るはずなんだ。しかし、イエローカーは左折して日の出地区に入った。

つまり、このイエローカーの運転手は日の出地区に住んでいる「浦安市民」だと推察される。

最近、浦安市はまちづくり何とか条例というルールを策定し、住民に対して説明が足りないではないかという突っ込みが入り、条例が可決されてから説明会を開催するという無様な事態になった。

その条例では市民の定義がかなり広くなってしまっているが、ここでの浦安市民とは浦安市内に住んでいる人という意味。

しかし、イエローカーの運転手はあまり頭が良くないようで、このタイミングであればその先の小児科クリニックの前の交差点の信号で引っかかると思った。

ならばミニベロでも追いつくことができると思ったので、とにかく運転手に話を聞こうと思った。あれだけ煽っておいてシカトで逃げるのは私に対して失礼だと思うし、街乗りの小径車ではあるけれどペダルを漕いでいるのは最近までロードバイク乗りだった人物だ。

そもそも、何をそんなに急いでいるのだと。煽り運転をするくらいなのだから、「止まれ!ゴルァ」と私を威嚇してくれるのかと期待していたのだが、私のサイクルジャージの下の肩プロテクターが厳つく見えたのだろうか。

ミニベロの自転車を相手に脱兎のごとく逃げてどうするんだ。

逃げるなら最初から喧嘩を売るなという話だが。

案の定、小児科クリニックの前の交差点の信号が黄色に変わった。イエローカーの前には2台の自動車が並んでいて、それらは信号での停止のために減速し始めていた。

さて、これでイエローカーも停車せざるをえないな...と思った矢先、この狂った運転手はとんでもない行動に出た。

イエローカーは対向車線を逆走しながら加速し、黄色信号で減速していた前方の自動車を追い抜き、赤信号で交差点を突破してしまった。狂っている。もはや法律も常識も通用しない。

ハンドル操作がとても雑だったが、なるほど最近のスポーツカーはこのようにアレな運転であっても車体がロールしないのかと別の意味で驚いた。

また、ドラマや映画では犯人がこのようにアレな運転で逃げ去るという光景を見たことがあるが、リアルな場所では見たことがない。

しかも、この道路は近所の小学校の通学路だ。この運転手の頭の中はどうなっているのだろうか。平日も同じ走り方をしているのであればさらに大変な問題だ。

信号を守らずに疾走するスポーツカーをミニベロで追いかけることは不可能だ。しかし、ローカルな住民であれば運転手がどこに向かったのかを推測することはできる。

イエローカーの運転手が私と同じ日の出地区の住民だと仮定して、ここから海沿いにある自宅に帰ろうとしているのであれば、その目的地はシーガーデン新浦安や日の出6丁目の戸建て街ではない。

それならば、ベイシティ浦安と海風の街の間の道路ではなく、ブロックを隔てたところにある日の出北公園の前の道路を走るはずなんだ。

ということは、イエローカーが向かったのはセレナヴィータ新浦安、アールフォーラム新浦安、もしくは日の出7丁目の戸建て街ということか。名前を並べただけでげんなりする。

この辺りは日の出地区の南部にある小学校の学区だ。私は日の出地区の北部にある小学校の学区に住んでいるのだが、南部にある小学校の学区の保護者は自己愛が強い人がとても多い。子供が保育園に通っていた頃、当然だがこの学区の保護者もたくさんやってきて大変だった。

実際の住民である私から見てステマではないかと突っ込みたくなるくらいに新浦安住まいをアピールする浦安の大ファンもこの学区の住民だったな。

とはいえ、イエローカーの運転手が同じ保護者世代だと断定することはできない。リタイアした後の団塊付近の人たちかもしれない。

加えて、わざと私の思考を撹乱するために帰宅経路でない別の道路を通ったのかも...という線は違うな。赤信号を無視するくらいにおかしくなっている運転手が冷静にトリックを用意してくるわけがない。かなり直情的で短絡的な人物だな。

しばらく近所を見渡しながら走ってみた。しかし、イエローカーはマンションもしくは戸建ての駐車場に入り込んだらしい。警察に通報するにしてもカーナンバーを記憶していない。先にナンバーをチェックすべきだったが、まさか急発進で逃げていくとは予想外だった。



さて、ここからがミステリーだ。自宅に帰る前はただひたすら不快な感情に覆われていた私だが、自宅に帰って状況を客観的に眺めると、おかしなことに気付いた。

そのイエローカーは、どうして「私が近づいてから」脱兎のごとく逃げていったのだろうか。

私の方は小さな車輪が付いた自転車に乗っているただのオッサンだ。まあ確かに人相は良くないけれど、別に武器になりそうなものを手に持って近づいてきたわけでもない。

あれだけ大きなスポーツカーに乗っているのだから恐れることは何もないことだろう。

また、ずっと離れた距離から私が高速で追いかけたわけではなくて、イエローカーがすぐ先にあるエデンの園の前の交差点の信号につかまっていただけの話だ。「まさか、追いついてきたのか!?」と驚くような話でもない。

当然だが、私の姿に気付いて急発進し、その先の交差点で黄色信号のために減速している自動車を追い抜いて赤信号に突入するような必要性もない。

したがって、イエローカーの運転手としては、私が声をかけても応じることができない理由があったことが推察される。

「おい、なに煽ってんだ!」

「ああ!?お前がふざけたことやってるからだろ!?」

「ふざけてるはずないだろ?これは真っ当な交通ルールなんだよ!なに言ってんだ梨汁ブシャー!

...という展開を私は考えていたのだが、どうして想定が外れたのだろうか。

自転車に乗って右折する時には右方向に手を伸ばすという交通ルールをイエローカーの運転手が全く理解していなかったなら、わざと手を伸ばして進路を妨害したと勘違いするかもしれない。

そのような思考に至る時点でイエローカーの運転手の精神が正常とは思えない。もはや運転免許を取り上げるべきだと私は思う。

だが、残念ながらそのような人であっても自動車を運転しているのがこの国の現状だ。

とはいえ、やはり前方を自転車で右折する私の存在が目障りだと思ったから、大きなクラクションを鳴らしたわけだ。イエローカーの運転手は感情的になると自制することができないことが示唆される。

だが、感情的になったのであれば、私が近づいてきた時点でイエローカーを停車させて応戦すればよいだけの話だ。いきなり猛スピードで逃げる必要性を感じない。

口論になって警察を呼ばれたとしても、イエローカーの運転手が言い逃れする術はたくさんある。「危険だと思ったので、クラクションを鳴らしただけです」といったように説明すれば、私も警察官も仕方ないかと溜飲を下げるかもしれないわけだ。

しかし、イエローカーはそこから急加速で逃げ去った。

裏を返すと、イエローカーの運転手としては、「その場を急いで立ち去らなければならない理由があった」と考えて矛盾しない。

では、その理由とは何か?それがこのミステリーの論点だ。

例えば私とイエローカーの運転手が口論に発展したところで、必ずしも警察官を呼ばれるとは限らない。捨てゼリフを吐いてイエローカーが立ち去ることもありうる。

だが、イエローカーの逃げ方は、運転手の顔を私が目撃しないように、さらにはカーナンバーを私に記憶されないようにというくらいの慌てぶりだった。

実際、私はイエローカーのナンバーや運転手の詳しい特徴を記憶していない。

最近では自転車用のドライブレコーダーというものがあるらしい。それを私のミニベロに取り付けておけば良かったなと少し後悔した。また、同様の事例があるかもしれないので前向きに購入を考えたい。

何とも奇妙なことがあったものだ。まあしかし、このようにおかしな人の運転に他者が巻き込まれなかっただけでも不幸中の幸いだと思って自室に入った。

「千葉 煽り運転」というキーワードで画像検索してみると、同じような内容の写真が多数ヒットした。

どこでも同じようなことがあるのだな。2ヶ月くらい前に千葉東金道路で黄色いスポーツカーが後方車を威嚇したり道を塞いだそうだ。

煽り運転の自動車はトヨタのC-HR。取り付けられていた千葉ナンバーのプレートは偽造されたもので、煽られた側のドライブレコーダーの記録により、犯人の顔までネット上で公開されている。

しかしながら、千葉県警としては容疑者の特定に至っていないらしい。

千葉県警が世間的に有能ではないという評価を受けていたとしても、ひき逃げとかさらに重い犯罪であれば、察庁、いや警察庁の協力を受けてAIを用いた画像解析によって犯人を捕まえることだろう。

しかし、写真だけで個人を特定してしまうことが容易だと人々が知ってしまうと、警察という組織に対する信頼に傷が入ると考えているのだろうか。

黄色いスポーツカー?

交差点で私を後方から煽ってきたイエローカーはC-HRではなかったように思える。もっと車高が低いBRZのような車種だったように記憶している。排気量は同程度だな。

ここから犯人の心理を自分なりに推理してみる。今回の私のエピソードではなく、千葉東金道路の件について。

自動車を運転していて不快なことがあると自制が効かず、乱暴な行動に出てしまうことは本人も認識していることだろう。

しかし、昔であれば自動車で煽ることはよくあっただろうし、現在では犯罪に該当するとしても中高年であればカッとなってやってしまうのかもしれないな。

また、ドライブレコーダーで自分の顔が記録されてネットで公開されてしまうなんて予想外のことだっただろう。テレビでも報道されていたそうなので、犯人も自らが引き起こした事件について認識しているはずだ。

だとすれば、いつ自宅の玄関に警察官が立ってチャイムを鳴らすのだろうかと、この数ヶ月は重い気分でいるはずだ。おそらく、逮捕は免れない。

ネット上では、その車体を特定したという話が紹介されていたりもするが、同じ偽造ナンバーを手に入れただけであれば誤認に繋がる。偽造ナンバーであれば法律違反なので捕まえるべきだが。

犯人の心理として、現時点でも黄色のC-HRに乗っているのだろうか。事態が大事になり、自分が特定されないように中古車として売却してしまっているという可能性はある。

カーナンバーや車体番号によって識別しうるのであれば、警察としてもディーラーの情報を照会することができそうだが、偽造ナンバーであれば手間になりそうだ。運転免許証の写真と車種を元に警視庁のシステムで検索すれば瞬く間にヒットするようなイメージがあるが、色々と都合があるのだろうか。

そして、証拠となるC-HRを売り払った犯人は、その後、自動車を運転するだろうか。いつ逮捕されるか分からないという恐怖心があれば自動車に乗らないという選択肢がある。

他方、これでひとまず大丈夫だと、別の自動車を手に入れて運転する可能性もある。C-HRに乗っている時点で昔の走り屋気取りかもしれないし、黄色の車体なんて大昔に流行した頭文字Dの高橋何とかのFDの真似かもしれない。案の定、騒ぎを起こしたのは同世代以上のオッサンだ。

車を乗り換える場合、犯人はどのような車種とカラーを選ぶだろうか。

犯人が色についてこだわりがあり、車を運転することを趣味にしているのであれば、同じ黄色で別のメーカーの車種を選ぶことだろう。

また、車好きでなければ気にしない話だろうけれど、別のメーカーの車種の方がバレにくいのではないかと。

例えば、頭文字Dのファンならば新型のハチロクとか。

いや、違ったな。ハチロクはC-HRと同じトヨタ車だった。ならば、ハチロクと基本コンポが同じスバルのBRZとか。藤原文太の愛車もスバルだったな。

スバルのBRZ?

ちょっと待て、なにか臭うぞ。臭すぎる。

加えて、前回の事件において偽造ナンバーを使っていたことが公開されているわけだから、さすがに偽造ナンバーではなくて本物のナンバーを使うはずだ。

このようなオプションによって犯人が別の自動車に乗り換えていたとすれば、警察がC-HRを調べても犯人は見つからないことだろう。

犯人としては運転中にまたもや感情的になって他者と口論になり、警察を呼ばれることはとてもリスキーだ。数ヶ月前の事件において顔が公開されてしまっている。

もしくは、警察官に直接確認されなかったとしても、他者と口論になって顔を見られるだけでもリスキーかもしれない。

「自動車から煽られました。カーナンバーを記録していますし、運転手の顔も覚えています」と警察に通報されたら、警察官としてはその運転手に出頭を要請することだろう。「あっ!この顔!」という展開になる。

それにしても、これだけネットで犯人の顔が公開されているにも関わらず、どうして特定に至っていないのだろうか。

職業をリタイアして自宅にいるような男性であれば周りとの接点が少ないかもしれない。しかし、あれだけ目立つ色の自動車に乗っていたら、近所の人たちが気付くはずなんだ。なにせ、黄色なのだから。

黄色の自動車は駐車場でもよく目立つ。警官が地域の駐車場を幅広く巡回すればすぐに分かるだろうし、当該車両をくまなく調べるだけの事件でもないという判断なのだろうか。

千葉東金道路で煽り運転をかけた愚者が千葉県在住だったとして、どうして顔バレしているのに近所の人たちが警察に通報しないのか。

件の犯人が新浦安の住民の場合には、おそらく近隣住民が気が付かないはずだ。この町の市民は自分に関係のない他者への関心が乏しい。とはいえ、直接的な関連性を支持しうる証拠もない。

日の出地区に出没したイエローカーについては浦安警察署に頑張ってもらうしかないな。防犯カメラも活用すれば特定できるかもしれない。愚者の行為に市民が巻き込まれる前に捕まえる必要がある。同じ地区の住民であれば嘆かわしいことだ。

今回のトラブルと千葉東金道路の事件に関係性があったなら重要なヒントになっていたので惜しかった。今後は煽られたらカーナンバーをきちんと記憶しよう。