新浦安のウーバーは色々な意味で危ない
法のグレーゾーンを狙ったビジネスとまでは言わないが、モラルやマナーが整っていない自転車乗りが多い。
都内では外国人がレンタルサイクルでウーバーのバッグを背負っていたりもするが、事故対応は当事者同士と聞く。
このような状態で、本当に構わないのだろうか。
ファーストフード店の前の歩道に古びたルック車やレンタルサイクルを並べ、獲物を狙う何かのようにスマホを凝視する彼らの姿は、あまり気持ちの良いものではない。
2年間、浦安と都内をロードバイクで通勤していた頃から、あの大きなバッグを背負った平服の自転車乗りは多かった。
逆走や信号無視、脇見運転など、ウーバーの人たちの乗り方は酷いものだったが、一般の人たちの自転車の乗り方も酷いことが多い。
そのまま配達に出る感じなのだろうか。
普段からルールを守らない若者たちが、アルバイト感覚でウーバーに登録し、配達時間などの制約によって焦って走っているという印象がある。
彼らが対人対物の自転車保険に加入しているのかどうかも分からないし、これからもトラブルが増えて、何らかの行政的措置が必要になることだろう。
とはいえ、コロナ関連で売上が減っている飲食業界としては、ウーバーを厳しく取り締まると困るだろうし、そのような都合や思惑は、政治や行政に反映されたりもする。
大きな事故が起こるまで行政は動かないのかと世論から批判が生じることはよくあるが、今回も同じパターンなのだろう。
それにしても、どこの誰かも分からない人が運んできた飲食物を、これは便利だと口にする人たちの許容性の高さは勉強になる。
ウーバーの自転車乗りたちにも都合があるだろうが、自動車や歩行者を巻き込むなと言いたい。
スマホのナビがないと配達が難しいことは明らかで、ウーバーの配達員はスマホを見ながら走っている。
ロードバイク通勤を続けていた時には、ウーバーの配達員は自動車除けとして便利だったな。
夜の都心部は、酔っ払い客を狙うタクシーが歩道寄りに割り込んでくる事が日常茶飯事で、私は何度も巻き込まれかけた。
同じ方向でウーバーが前を走っていると、彼らはそもそも自動車を気にしていないので、一直線で走ろうとする。
交差点でも対向の右折車なんて気にしない。
自らの安全を顧みず、前も横も見ず、背中に食べ物を背負って必死にペダルを漕ぎ、金を稼ぐ。
頭の中は時間と配達先のことで一杯なのだろう。
明らかに危ない自転車乗りが走ってきたと察して、タクシーも減速したり、間隔を広めにとったりする。
接触事故でウーバーの自転車にぶつけられても、彼らに責任能力があるかどうか分からない。
前方のウーバーが突っ込んでいるので、その後方は走りやすかったりする。車間距離をとれば。
団塊ジュニア世代が子供の頃に楽しんだ「グラディウス」というゲームがあったが、あのゲームでは自分の戦闘機の前にフローター兼シールドのような弾除けを取り付けることができた。
まさにその弾除けの感覚だった。
前を走るウーバーは、タクシーが近づいても、交差点があっても平気で突っ込んでいくので、車間距離を保っている限りは、前方の危険を知るためのセンサーのようだった。
私が頼んだわけでもないが、その存在が料理を運ぶ人間とは、なんてシュールなんだと思った。
だが、ロードバイク乗りとしての私が知るウーバーは、あくまでコロナ禍の前の話だ。
外出自粛が始まり、アルバイト先がなくなったり、収入が減り、仕方なくウーバーで日銭を稼いでいる人もいるそうだ。
ウーバーの自転車の荒さは以前から同じでも、絶対数が増えて目立ってきたのかもしれないな。
事故が起きて配達員に後遺症が残った際、マッチングアプリを提供しているだけだと主張するウーバー側が補償を用意するのだろうか。
配達員が事故を起こした際、彼らは自分たちに十分な保険をかけているのだろうか。
学生が無保険で事故を起こして、歩行者が重症を負ったら、被害者は泣き寝入りか?
心配なことに、ウーバーはさらに規模を拡大して、新浦安でも大きなバッグを背負った若者たちを見かけることが増えた。
そして、実際にウーバーの配達員がスマホを見つめながら、きちんと前を見ずに自転車で走り、赤信号を無視して進むことが非常に多い。
そのような人たちには、斜に構えた若者が多い。
浦安市民だとすれば、どの辺りの層なのかは想像がつく。
配達が問題だと言っているわけではなくて、安全運転義務違反を犯しながら走っていることが問題だ。
都内であれば歩道が狭いのでウーバーが車道を走ることが多い。
彼らが自動車と接触したところで、自動車のドライバーには気の毒だが、ウーバーの配達員がダメージを受ける。
しかし、新浦安の場合には歩道が広いので、ウーバーがスマホを見つめながら歩道を走っている。
まだ問題になっていないようだが、いつか彼らは歩行者や他の自転車と接触事故を起こすと思う。
新浦安民の自転車運転の荒さとマナーの酷さは、すでにウーバー級で、信号無視やスマホ、ヘッドホン、傘差しなどはよくある。
自宅近くの明海大学の学生たちの自転車運転も荒いが、新町の住民のそれも荒い。
加えて、深夜に新浦安駅から新町に向かって自転車を走らせるオッサンの多くは酒が入っていたりする。
電車の中ですでに酒の缶を持っていて、呑みながら自転車に乗る輩さえいる。
都内の警視庁だと一発で捕まるかもしれない状態だが、浦安は何かと緩い。
浦安警察署が自転車運転の取締をやったという話も聞かない。
浦安市役所に至っては、ウーバー対策を行うどころか、市民の危険運転さえ十分に抑止することができていない。
良心に訴える行政には限界がある。
ウーバーがこのまま新浦安で規模を拡大すると、市民が事故に巻き込まれるリスクがある。
市民としては、ウーバーの配達員が危険な運転をしていたら、すぐに警察の交通課に電話した方がいい。
地域課ではなくて、交通課。
サイクリストの目線で言うと、都内の場合には、交差点でも自動車のスピードが落ちることが多い。
また、都内を走る自動車のドライバーは、自転車の通行に慣れている。
ウーバーが赤信号で突っ込んでも、自動車のスピード自体が遅い。
だからこそ、彼らは無謀な運転をしている余裕があるのだろう。
他方、新浦安の場合には、自動車のスピードが速い。
自転車で走る場合には、東京駅前よりも、新浦安駅前の方が危険だと思う。
嘘だと思ったら、実際に走ってみれば分かる。
しかも、新浦安は鉄鋼団地や千鳥を往復する大型車がひっきりなしに走る。ベイシティバスも頻繁に通過する。
海沿いの新町の住民は自動車で移動することが多い。
この環境において、ウーバーがスマホを見ながら赤信号で交差点に突っ込むと、大変な事故に繋がりかねない。
ハンバーガーを背負って走って自分がミンチになったり、ドリンク以外の液体を道路にぶちまけるような事態は避けねばならない。
配達員たちにも未来がある。
目先の配達料よりもずっと大きな借金を背負うリスク、それどころか命を失うことさえあるわけだ。
もちろんだが、浦安警察署は何をやっていたのだと千葉県警からお叱りを受けるだろうし、即死事故が発生したら、交通課の警官の出世はなくなることだろう。
警察のためにも、市民が気づいたことがあれば積極的に情報を提供した方がいい。
それと、ウーバーが危険な自転車運転を行っていて接触された場合には、速やかに110番通報して警察に事故を届出けた方がいい。
怪我の有無は関係ない。ウーバーの配達員が逃げると、その時点で「当て逃げ」という犯罪が成立する。
その場合、被疑者を逃さないために一般人が確保することは、私人逮捕として認められていると私は理解している。
料理の配達が遅れるといった都合は関係ない。
YouTuberのPJアイスマン氏のウーバー対応は激しいと私は思うが、言いたいことはよく分かる。
ウーバー本社や日本法人が責任を取らないのであれば、配達員と依頼した店舗が責任を取るべきだ。
その配達員が市内の私立大学の学生であれば、学事課にも連絡する。
歩道を歩いている子供たちがウーバーに巻き込まれる事故なんて想像もしたくない。
また、気軽に金を稼げるからとウーバーに登録する若者たちは、どうして気軽なシステムになっているのかを真剣に考えるべきだ。
トラブルが起きた場合の責任を自分で負うから、気軽なんだよと言ったところで理解してもらえるかどうかは分からないが。
新浦安の場合には頭の回転が速くて指摘が鋭いシニアの皆さんもたくさんお住まいだ。
ウーバーについて気になることがあれば、警察に連絡しよう。市役所に期待しても実行力がない。
海外から持ち込まれ、安全面において十分だとは思えないビジネスにおいて、我々日本人が我慢して耐える必要はない。
警察と市民が連携して対応せざるをえない。
また、この状況でテイクアウトの配達が便利なことは認めるが、安全面を無視しても構わないという道理は通用しない。
そんなことをすると飲食店が困る?
交通法規を遵守して走ればいいだけの話だろ。
ウーバー社だって交通安全に気をつけろと言っているわけだ。
配達員が欲を出して儲けようとするから、危険な運転が増えるのではないか。
都内のようにウーバーが危険運転で走り回るような街になってほしくないし、市民が巻き込まれることも望まない。
ウーバーがスマホを見ながら自転車に乗っていたら、「前を見なさい」と注意する。
配達員が逆ギレしたら、警察を呼んで話し合う。
このようなトラブルでは、互いに納得しないと警官は立ち去らない。
気の毒だが料理の配達はキャンセルだ。
歩道を自転車で疾走してきたウーバーに接触されたら、捕まえて110番に通報する。
これくらいのことをやらないと、浦安も都内の二の舞だ。