2022/04/29

目が見えない父親を助ける子供たちの姿

浦安から都内の職場までの往復3時間の電車通勤は、感覚過敏を有する私にとって拷問でしかない。平日に仕事が終わらなくて休日に職場に出る時にも、当然ながら心身を削る3時間が追加される。しかも、何度も電車を乗り換えるので1日のうち駅のホームで電車を待つ空虚な時間が30分間もある。

ゴールデンウィークの初日。相変わらず溜まりに溜まった洗濯物を洗って干し、昼前に職場に出ることにした私は、連休で浮かれている人の群れに辟易しながら都内に向かった。しかし、乗り換えの駅構内の中でとても感動する光景を見かけた。感動という表現は適切ではないな。しかし、彼らの姿は敬服に値する。

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2022/04/25

ゴールデンウィークが明けるまでは焦らずに

五十路近くまで生きてくると、1年間の調子の浮き沈みでさえルーティン化してくる。年間ベースの出来事を「ルーティン」と表現するのは気が長く感じはする。しかし、時の流れがとても早く感じるオッサンの感覚の中ではルーティンと表現して妥当かなと感じもする。

3~4月に調子を崩し、強い目眩や倦怠感、吐き気、動悸、頭痛といった症状に苦しむのは毎年のことだ。気温だけでなく、職場の人事、家族との人間関係、さらには春先に活発になる人たちの波に疲れてしまう。私は変化にとても弱い。その変化が一気に押し寄せる春先に大きなストレスを感じ取ってしまうわけだ。

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2022/04/17

木の芽時の不調は峠を越えたか

例年、3~4月は気温や人間関係を含めた様々な環境の変化があってとても疲れる。その変化に打ち負かされるようになったのは40代に入ってからだ。今年の木の芽時の不調はさらに厳しい。目眩と吐き気によって数日間の休養を要した。

皮肉なことに、2020~2021年にかけての木の芽時はコロナ禍の影響で疲れが軽かった。人口密度が高い街を出歩く住民が減り、電車の利用者が減り、夜の店が閉まっているので酔っ払いも減った。

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2022/04/11

新浦安にやってくる暴走族

季節の変わり目にはおかしな人たちが目立つようになるわけだが、この新浦安という街に住んで耐えかねる事象がある。それは、オートバイに乗って爆音を轟かせながらやってくる市外の若者たち。広辞苑では、「交通法規を無視して乗用車やオートバイを乗り回し、危険な走行や騒音で周囲に迷惑をかける集団」のことを「暴走族」と定義している。

つまり、このような輩は「暴走族」という解釈になる。普通の感覚でも喧しい輩だが、感覚過敏を持つ住民にとっては許されざる者たちだ。浦安警察署はどうして出動しないのか。住民が眠りに就く24時近くになって爆音を出す連中を、どうして警察が取り締まらないのか、私には理解に苦しむ。

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2022/04/10

ブルーノ・スキッパーに乗って木の芽時の谷津道へ

「なんだこれ? 車輪が小さいだけのクロモリロードバイクじゃないか?」と、一通りのカスタムが仕上がったBruno Skipper (ブルーノ スキッパー) に乗りながら思った。テスト走行は普段着で新浦安をのんびりと一周する程度だったので、本気でペダルを回していなかった。カスタムベースは完成車で6万円程度のミニベロだ。週末のポタリングで使おうと思っていたので本気になる必要もなかった。

ところが、この車体はペダルを踏めば素直に反応し、挙動がブレることもなく30km/hまで滑らかに加速していく。ミニベロの場合には車輪が小さいので、45Tのフロントギアではそれ以上の速度での巡航は難しい。しかし、10~20km/h付近の加速がクロモリロードバイクよりも鋭いことがよく分かる。

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2022/04/09

木の芽時には無理をしない

冬が過ぎて春が訪れ、木々が芽吹く時期は「木の芽時 (このめどき)」と呼ばれている。春の訪れには地域差があるので正確な暦として木の芽時が定義されているのかどうかは分からない。立春(2月4日頃)から春分の日(3月21日頃)までが木の芽時だと説明している人もいるし、ざっくりと3月から4月にかけての時期だと見なしている人もいる。

満開の桜を見て盛り上がっている人たちは多い。しかし、私にとっての桜の花は地獄の苦しみの指標のようなものだ。この時期は寒暖差が大きくて自律神経に負荷がかかり、長時間の通勤時におかしな人たちがたくさん出現し、家庭はさらに荒れ、職場の人事も色々とある。心身共に不調が生じて生きることが辛くて仕方がなくなり、桜が散った時期には復調する。

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2022/04/03

ライフログを残すことの意味

バーンアウトの地獄から回復し始めて立ち上げたHYPSENTというブログだが、この録は私自身の生活録でしかない。四十路に入ると体感する時間軸がとても早く感じ、気が付くと日々が流れ去ってしまうように思える。ほとんどの人たちはそれが普通であり日常だと考え、過ぎ去る日々をそのまま看過してしまう。

気が付くと老いを実感し、早いものだったと諦める。今ではレトロな存在となった「日記」を用意して、その時々に生じたことや考えたことを記す人は少なくなったことだろう。しかし、老いを感じる日々の中で、自分の生きてきた内容を記録として書き留めることは大切だと思う。それは、自分が生きた時間を大切にすることにも繋がる。

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2022/04/02

義妹が結婚するらしい

新浦安にある妻の実家は、世帯レベルで観察した場合には首都圏の住宅地とは思えないくらいの「地方色」を帯びている。義父も義母も地方出身者であり、結婚後に浦安に引っ越してきたパターンだ。では、何をもって私が「地方色」とみなしているのかというと、地方によくある湿り気を帯びた世帯間の人間関係のこと。

他の世帯の情報についてはゴシップネタを含めて噂話を集め、時には自分で詮索しないと気が済まないけれど、「自分の世帯」の情報については外に出さないという駆け引きは、都会よりも人間関係が密で陰湿な地方の町でよくあるプロテクションのひとつだ。私も地方出身者だが、そのような世帯はとても多かった。

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