2021/09/29

街と生活スタイルの共進化

休日の朝に目を覚まして自室を出ると、妻と上の子供の姿がない。おそらく中学受験に関係した模擬試験あるいは学校見学があるのだろう。私は平日を過ごすだけで疲れ果てている。

トイレを済ませた後で再び自室に引きこもって惰眠をむさぼろうとして寝転んだのだが、何だか嫌な予感がする。下の子供は学習塾の準備講座を受け始めた。夫婦共働きなので休日に受講し、親が送り迎えをしている。この講座が始まる時間が近づいてきたのだが、まだスヤスヤと眠っている。

続きを読む

2021/09/25

中学受験モードと言われましても

よくよく考えてみると、子供が産まれて育児に入った時期に東日本大震災がやってきて住んでいる町が液状化で崩壊し、子供たちが育ってきて私立中学を受験する時期にコロナのパンデミックがやってくるという、我ながら前世で何か悪いことをやったのかと思わざるをえない状況になっている。

しかも、上の子供の中学受験が済んでいないにも関わらず、下の子供の受験準備が始まったので、我が家はまるで戦時中のようなテンションが張っている。夫婦共働きはよくあるとして、子供が小学校に上がったら仕事のペースを上げると言い放った妻が、本当にペースを上げて残業までやってくるのだから唖然とする。

続きを読む

2021/09/24

ようやくシクロクロスベースのオールロードが完成

荒川沿いの「キッチンとれたて」に行くことはおそらくないと思うが、「道の駅やちよ」とか「佐倉ふるさと広場」のサイクルラックに自転車を立てかけて、他のサイクリストから「これはロードバイク...いや、違うな...クロスバイク...いや、違うな...シクロクロスか?」と誤解されるような自転車が出来上がった。

フラットバーのロードバイクは珍しくないが、フラットバーのシクロクロスを見かけたことがない。そもそもシクロクロスをフラットバー仕様にする必然性はなく、私もシクロクロスバイクが欲しかったわけでもない。

続きを読む

2021/09/22

親ガチャと子ガチャ

夫婦共働きを続けながら複数の子供たちを私立中学に入学させることは、子育てのルートの中では激坂に該当すると思う。小学校から高校まで公立の学校に通い、そこから難関の国公立大学に進むというコスパ最高な子供が生まれていれば、このような苦労はないのだろう。

最近では、「親ガチャ」というワードが話題になり、「それならば、子ガチャもある」という意見を堂々と発信する脳科学者まで現れている。彼は科学者という触れ込みだが、学術誌等において十分な業績があるとは思えない。そういえば、メディアでよく登場する社会学者や感染症学者についても同じような印象がある。まあ、テレビなんてこんなものだ。

続きを読む

2021/09/21

書き残したログが自分の役に立つのは3年後

人は何のために日記を残すのかというと、それは人それぞれだろう。気がつくと流れてしまう時間の中で感じたことを書き留めておきたい人、自分の思考や感情を文章にすることで整理したい人、自分が生きたことを何かの形で残しておきたい人。

ログを残しておかないと、自分が1年前に何をやっていたのか、もしくは何を考えていたのかという記憶さえ曖昧になる。五十路になってくると時間の流れが速く感じるのは、それらの記憶がスキップされているからなのだろう。

続きを読む

2021/09/20

盗まれやすいロードバイク、盗まれにくいロードバイク

「俺の愛車を盗んだやつ、ゆるさねぇ!」とツイッターで怒りを投げつけるサイクリストがいて、「拡散に協力するよ!」とリツイートするサイクリストがいて、しかしロードバイクが戻ってきたという話は少ない。中には窃盗犯が防犯カメラに映っていても犯人が捕まっていないケースがあったりもする。

ヤフオクやメルカリで不要なサイクルパーツを出品したことがある人なら分かると思うけれど、例えばシマノのコンポーネントをバラで売る場合、シリアル番号が製品に刻印されているとは思えず、販売証明の添付の必要もない。しかも、コロナの影響でほとんどのサイクル用品の供給が滞っているので、オークションサイトに出品するとすぐに売れる。

続きを読む

2021/09/18

ドラクエの頻度で自己愛モンスターに遭遇する街

これだから、休日には浦安市街に出ずに引きこもっていた方がいいと思った。夕方、夜に飲むハイボールを買おうと近所のコンビニに行き、レジに並んでいた。私は市内の店舗で商品を買わず、ほぼ全てを通販で買っている。嫌悪する街に出たくないからだ。アルコール依存症になったことがあるので、酒だけは通販ではなく店舗で買っている。まとめ買いをするとずっと飲んでしまうからだ。

コンビニのレジの目の前には小学校低学年くらいの女児と保育園の年長くらいの男児の姉弟。順番がまわってきて、その姉弟が小さなスナック菓子をレジ台に乗せ、小銭が入ったポーチを取り出して代金を払おうとしている。微笑ましい光景だ。

外国人の店員が気を利かせて「レジお願いしまーす!」と他の店員に声をかけ、「真ん中のレジへどうぞ!」と別の店員がやってきて、自分が誘導されてレジの前に立った。すると、玄関のドアが開いて60代くらいの小太りの翁が駆け込んできた。手に持った1万円札はヒラヒラと揺れていて、余程に焦っていたのだろう。

続きを読む

2021/09/15

If you are searching, look within yourself, not on the Internet.

As released by Chiba Prefecture, the occupancy rate of all hospital beds in medical institutions is about to drop below 50%. The wave of infection explosion has already subsided, and COVID-19 infection status will return from Stage IV to Stage III.

I feel that there will be an even more giant sixth wave coming before winter, but perhaps the tides will repeat for the next few years. So, when the state of emergency is lifted in October, I'll finally be able to go out for my cycling hobby. Even in this situation, or perhaps because of this situation, my main concern is cycling.

続きを読む

2021/09/11

自分の中の自分

うなされながら目を覚ました私は、枕元の時計で時間を確認した。まだ夜中だ。かなりリアルな悪夢を見たことは記憶に残っていて、今も動悸が続いている。

それにしても寝汗が酷い。隣で寝ていた妻が気を遣って静かに声をかけてくれた。

続きを読む

2021/09/07

サイクリングで食べる肉まんが旨い季節になってきた

始める前は目的地までの道程がとても長く感じてやる気を失うくらいだが、少しずつ地道に進んでいればいつかはたどり着くことばかりだな、何事も。ということで、バラ完からの組み立てを始めていたオールロードの自転車も完成が近くなった。

あとは、チェーンが暴れた時のためのフレームプロテクター、それと小さなバッグやスペアタイヤなどの取り付けを残すのみ。外気が涼しくなってくると年末が見えてきて、サイクリングの最中に食べる肉まんが旨い季節になってきた。

続きを読む

2021/09/06

谷津道ハンター仕様のカスタム自転車を組み上げる

リアルな場面あるいはネット上で見かける老若男女のパリピたちに苛立ちながらも、東京都内や千葉県内のコロナ感染者はピークアウトの兆しを見せてきた。おそらく、このままベースラインまで感染者が減ることはなくて、途中まで減ったところが新たなベースラインになってしまうのだろう。

休日の朝にベランダに出たら、真夏の暑さはすっかりなくなって、雨上がりの匂いとともに秋の訪れを感じた。今年の夏はまともにサイクリングを楽しむことができなかった。サイクリスト版のパリピたちは構わずに走り回っていたようだが、医療現場が崩壊している状態でよくもまあ気にせず走ることができるものだ。

続きを読む

2021/09/04

五十路まで生きると経験がパターン化するらしい

ワクチンが行き渡っていないにも関わらず、あえて被害を広げる方向に向かって進む人たちの姿に辟易しているのだが、まあそれも人の多様性だと思うことにした。とどのつまり、文明が発展した現在であっても、中身については昔とあまり変わっていないということだ。これは私なりの経験則に基づく「答え」だな。

同じような「答え」は、他にもある。五十路近くまで生きていると、「以前にも同じようなエピソードがあったな...」という経験が積み重なる。それらを区分してみると、実にシンプルなパターンが見えてくる。残りの人生はそのパターンに基づいて生きればいいというわけだ。

続きを読む

2021/09/02

人のB面が映る部位

先日、かつて定期的に巡回して拝読していた個人ブログを訪れた。それらの多くが更新を停止していたり、明るさを失ったエントリーが続いていたり、さらにはブロガー自身が脱サラして個人事業主になっていたり、離婚していたりと、世界全体を覆う霧のような何かが酷く影響している気がしてならない。

その正体が何かと言えば、おそらく他種の動物からヒトに伝播したであろう感染症の脅威とそれによる社会の混乱。加えて、人々のB面を知ってしまったことへの失望なのかもしれないな。このような時に前向きなエントリーを続けることができるブロガーこそが、本当に強い人なのだろう。

続きを読む