2023/02/24

節倹生活と積立投資:開始から半年

昨年末から年明けにかけて、積み重なる仕事と家庭の不和によって心身ともに疲弊しており、無用な精神の負荷を減らすために節倹生活を中断して様々な物を買っていた。季節の変わり目のクリアランスセールにて、長年使って劣化した冬用のコートやジャケットを新調したり、ウォーキング用のシューズを購入したり。

私の認識の中で、「節倹」と「我慢」は近くて遠い関係にある。節倹はゲーム感覚の楽しさがあるけれど、我慢は無様な自己否定を伴う。古びた品物を使い続けたり、欲しかった品物を買わずに耐えている自分自身を「惨めだ」と思った時には、金を投じて手に入れる。

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2022/11/18

ふるさと納税でフルベットしたら大変なことに

「フルベット」という単語はポーカーなどのゲームで持ち金を全て賭けるという意味だが、ここでは限度額まで金を支出するという意味で用いる。ふるさと納税によって浦安市民が他の自治体に寄附するから浦安市の税収が減っているという公式サイトのアナウンスを読んで、色々と考えた。

そういえば、浦安出身の妻はふるさと納税で積極的に寄附して返礼品で喜んでいたが、最近ではその気配がない。理由を妻に尋ねてみたところ、「ほら、浦安市はコロナで税収が減っているでしょ? そんな時にふるさと納税をやったら、もっと大変になるからね」という模範解答が返ってきた。コロナで困っているのは浦安だけではないと、私は楽天のふるさと納税サイトにアクセスして限度額上限のフルベットで他の自治体に寄附することにした。

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2022/08/07

節倹生活×積立NISA=生きるためのゲーム

これはいい。ちょうど生きることに厭きていたので、細やかな楽しみができた。これまでの事の経緯はこの録この録に記してある。とりわけ金に困っているわけではないけれど、老後と死という人生の最終ステージに向けて、丼勘定だった金の使い方を整理しようと思い立った。

そして、ほぼ全ての出費をクレジットカード払いに統合し、オンラインで視覚化および一元管理することにした。すると、無駄な出費が気になり出した。より安価な手段を探しているうちに、節倹の面白さを知り、せっかくだからと個人年金やiDeCoによる節税、そして積立NISAも始めることにした。今回は積立NISAの話。

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2022/06/23

積立投資と蜘蛛の糸

人の生き方とは成り行き任せで偶然の積み重ねだな。趣味として10年近く続けていたロードバイクを降り、ミニベロに乗り換えることにした。気楽に乗る小径ホイールの自転車に高価な部品は必要ないと考えて、あまり金をかけない自転車のカスタムに取り組んだ。

そして、趣味に投じていた金だけでなく、自分が稼いだ金の使途に興味を持ってしまった結果、節倹や節税、そして少額投資を「ゲーム」として楽しむことができないかと思うようになった。経緯はこの録に記した。早い話、私は生きること自体に飽きてしまっていて、ルーティン化されない何かを求めているのだろう。

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2022/06/16

住宅価格の暴落と終の棲家とコンパクトシティ

そういえば、10年とか20年といった長期間の資産運用について勉強していた時に、気になる情報に触れた。つるピカハゲ丸の節倹術のように個人レベルの話ではなくて、社会レベルの話。

近年では住宅価格が高騰しており、浦安市の場合にはずっと前からマンションも戸建ても高い値が付いている。海沿いの戸建ては中古でも1億円くらい、マンションでも6千万円程度の価格になっている。しかしながら、そのような不動産価格はいつまで続くのだろう。

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2022/06/13

つるピカハゲ丸に学ぶ節倹術

ある程度は予想していたことだけれど、今年に入ってからの様々な製品の値上げと急激な円安は凄まじい。感染症のインパクトに加えてロシアが戦争を起こすなんて考えつかなかったし、その影響が全世界に及ぶとは。

それにしても、全世界の人たちがコロナで疲れている時に空気が読めないらしい。適切ではないと思うので私は決して口に出さないけれど、第二次世界大戦を経験した祖父はロシア人に対する蔑称を吐き捨てることがあった。それほどまでに大きな憤りや不信感があったのだろう。

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