2021/11/28

図面を描いてアルミの削り出しパーツを注文

昔のレースで使用されていた復刻版のクロモリ製シクロクロスフレームをベースとして、街乗りにも使えるオールロードバイクをカスタムで組み立てようというマニアックな取り組みは最終段階に入っており、ようやく注文していたパーツが届いた。

復刻版の鉄製のフレームは時代遅れの旧式仕様なので、カンチブレーキを取り付けて使用するように設計されている。ディスクブレーキ全盛のご時世にカンチブレーキ。若いサイクリストたちにとっては化石のような存在だ。「カンチ」という単語を耳にして、かつて流行った恋愛ドラマを思い出す世代に定年退職が近づいてきたのだから、時の流れは速い。あの時代は良かったが、そのカンチではない。

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2021/09/24

ようやくシクロクロスベースのオールロードが完成

荒川沿いの「キッチンとれたて」に行くことはおそらくないと思うが、「道の駅やちよ」とか「佐倉ふるさと広場」のサイクルラックに自転車を立てかけて、他のサイクリストから「これはロードバイク...いや、違うな...クロスバイク...いや、違うな...シクロクロスか?」と誤解されるような自転車が出来上がった。

フラットバーのロードバイクは珍しくないが、フラットバーのシクロクロスを見かけたことがない。そもそもシクロクロスをフラットバー仕様にする必然性はなく、私もシクロクロスバイクが欲しかったわけでもない。

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2021/09/20

盗まれやすいロードバイク、盗まれにくいロードバイク

「俺の愛車を盗んだやつ、ゆるさねぇ!」とツイッターで怒りを投げつけるサイクリストがいて、「拡散に協力するよ!」とリツイートするサイクリストがいて、しかしロードバイクが戻ってきたという話は少ない。中には窃盗犯が防犯カメラに映っていても犯人が捕まっていないケースがあったりもする。

ヤフオクやメルカリで不要なサイクルパーツを出品したことがある人なら分かると思うけれど、例えばシマノのコンポーネントをバラで売る場合、シリアル番号が製品に刻印されているとは思えず、販売証明の添付の必要もない。しかも、コロナの影響でほとんどのサイクル用品の供給が滞っているので、オークションサイトに出品するとすぐに売れる。

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2021/09/06

谷津道ハンター仕様のカスタム自転車を組み上げる

リアルな場面あるいはネット上で見かける老若男女のパリピたちに苛立ちながらも、東京都内や千葉県内のコロナ感染者はピークアウトの兆しを見せてきた。おそらく、このままベースラインまで感染者が減ることはなくて、途中まで減ったところが新たなベースラインになってしまうのだろう。

休日の朝にベランダに出たら、真夏の暑さはすっかりなくなって、雨上がりの匂いとともに秋の訪れを感じた。今年の夏はまともにサイクリングを楽しむことができなかった。サイクリスト版のパリピたちは構わずに走り回っていたようだが、医療現場が崩壊している状態でよくもまあ気にせず走ることができるものだ。

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2021/08/05

オールロードバイクとパスハンターにみられる相同性と相似性

千葉県内に広がる谷津道を探すサイクリングに魅入られた私は、このような道を走る上で適したスポーツ自転車を用意することにした。五十路が見えてくると短い人生だ。あまり躊躇せずにパナモリのシクロクロス用フレームをオーダーして、8月末の納品を待っている。

その際に私の中で認識が違っていた部分がある。悪路を走ることができるという売り文句のグラベルロードバイクというカーボン主体のフレームが気に入らず、太いタイヤが入るスチールフレームを手に入れてバラ完でカスタムしようと思っていたのだが、そのジャンルはすでに「オールロード」と呼ばれているらしい。

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2021/07/27

パナモリのシクロクロス用フレームを注文

ということで、32Cや35Cといった太いタイヤを取り付けることができ、しかもディスクブレーキではないロードバイク「らしきもの」をネットで探す旅が終わり、カンチブレーキ仕様のシクロクロスバイクにたどり着き、きっかけがあれば購入する心構えができた。

しかし、これから私立中学に進む子供たちの教育に金がかかる状況だ。父親としては節約を重んじなければならない。大きなストレスがかかって自分から自我が離れ、もはや生き続ける力が足りなくなってきた時に注文しようと思った。心の安全装置のようなものだ。

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2021/07/24

ロードバイクという趣味をやめる準備

カーボンフレームを含めて様々なロードバイクに乗ってきたが、最終的には千葉県内の自宅から東京都内の職場に通勤するために使っていたクロモリロードバイクだけが残った。エントリーグレードの廉価版のフレームだったが、軽量なカーボンフレームよりも安定していて、頑丈で気を遣わなくて済むところが気に入っていた。

そして、流行病の影響で可能な限り落車しないようにロードバイクをクロスバイク風にカスタムし、ふとしたきっかけで谷津道という新たなサイクリングの場に出会った。しかし、様々な理由で現時点の私のサイクルライフは限界に達しているようだ。

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