流れ去る時間を何とかして感じようとするけれど
人間が時空の狭間に引っ張り込まれて5億年を過ごし、その後で記憶を消去された状態で元に戻るという「5億年ボタン」という話がネット上に流れたことがある。そのような状況は全くもって空想の話ではあるのだが、確かに興味深い。
染色体のテロメアの劣化という制限から解放された人間が5億年を過ごす場合、実際に感じる時間の流れはどれくらいの長さなのかを計算した人がいた。人は歳を取ると加速度的に時間の流れが速く感じるという要素を重視して計算すると、5億年を過ごす際の体感時間は人生に換算して約7回分に相当するらしい。あまりに短い。その解を検証することは不可能だが、五十路に近い私の視点から見ると、なるほどそれくらいだろうなと思ったりもする。
染色体のテロメアの劣化という制限から解放された人間が5億年を過ごす場合、実際に感じる時間の流れはどれくらいの長さなのかを計算した人がいた。人は歳を取ると加速度的に時間の流れが速く感じるという要素を重視して計算すると、5億年を過ごす際の体感時間は人生に換算して約7回分に相当するらしい。あまりに短い。その解を検証することは不可能だが、五十路に近い私の視点から見ると、なるほどそれくらいだろうなと思ったりもする。