2023/04/29

ディズニーパレードを避けてニコニコ超会議に巻かれる

「他国からの攻撃によって社会が壊滅する直前まで、人々は普段と変わらない平和を享受し、個人の我と欲を求めて生きていた」というシーンは、ディストピア風味のSF作品ではよくある。人類の歴史の中で実際に繰り返されてきたパターンでもある。

他国が意図的に、あるいは事故を装って電磁パルス(EMP)爆撃や高高度の核攻撃を仕掛けてきた場合、日本国内のほぼ全ての電子機器が焼き尽くされ、社会は江戸時代以前に戻ってしまうことだろう。しかし、日本が地政学的に危険な場所にあることを理解している人は少なく、たとえ知っていても気にしない。それよりも自分のことが大事だと。

続きを読む

2022/08/10

大きな水玉模様の自他境界

まるで河川敷のサイクリングロードにおいて何も言わずに真後ろに付いてくる気持ち悪いロードバイク乗りのように、「誰やねん」という勢いで絡んでくる気持ち悪いネットユーザーについて、前回の録において記した。

ネット上で奇妙な人から絡まれた時の対処法

この人物は以前からこのブログに張り付いているようで、普通の人であれば起きていない早朝にアクセスしてくる。調べてみると、なぜ早く起きる必要があるのかについても分かった。録を見るのは構わないが、精神的に不安定になるたびに絡んでくるので鬱陶しい。またやり始めたぞというフォロワーからの連絡で確認してみると、相変わらずだなと思った。ブロックリストに登録して無視することにした。

続きを読む

2021/09/11

自分の中の自分

うなされながら目を覚ました私は、枕元の時計で時間を確認した。まだ夜中だ。かなりリアルな悪夢を見たことは記憶に残っていて、今も動悸が続いている。

それにしても寝汗が酷い。隣で寝ていた妻が気を遣って静かに声をかけてくれた。

続きを読む

2021/07/12

のんきな他人

斉藤和義さんの活動初期の曲の中に「僕は他人」という曲がある。たくさんの人たちが生きる中で、良いことがあって、良くないことがあって、当然だがそれらは同じ時間軸に沿って起きている。

ニュースで悲しいエピソードが流れたとしても、それらが自分と直接的に関係しないのであれば所詮は他人事であり、自分が災難に巻き込まれなかったことに安堵すら感じてしまう。しかし、いつかはその当事者になるかもしれない。この曲はそのような虚しさを謳ったものだと私は理解している。

続きを読む

2021/05/17

ペルソナが崩れかけた社会を眺めて知りうる本性

すでに引き合いに出すことさえ煩わしく感じる感染症は、この世界の多くのことを変えてしまった。不条理の中で戦っている人たちは大勢いるし、すでに心が折れたり、開き直ってしまっている人たちもたくさんいる。

また、世界や日本国内、あるいは自分が生活する地域といった様々な社会において、これまでは見過ごされてきた歪みが眼前に引きずり出され、それらの大きさに呆然としている自分がいる。

続きを読む

2021/04/25

自他境界が曖昧な人を真正面で受け止めるよりも

身体に違和感を覚えてゆっくりと目を開けると、自室で倒れ込んでいた。今日が日曜日だということは気づいていて、陽が傾いている様子からは、すでに夕方に近くなっていることを察した。

布団を敷いて眠っていたわけではなくて、昼寝をしようとしたわけでもない。13時頃までの記憶は残っている。激しい目眩と動悸、偏頭痛に襲われ、床に座り込んで我慢しているうちに体の力が抜けて視界が真っ暗になった。おそらく神経調節性失神と呼ばれる症状だろう。

続きを読む

2021/02/24

離人感を使った棺桶ロックなイメージ

最近では中二的あるいはサイコな内容が中心となり、普通の人を寄せ付けない状態のHYPSENTだが、病んでいると言われようとキモいと言われようと興味深いので続ける。自らを被験者とした心理実験はとても面白い。しかも、自分の生き方に直接的に関わるのでアウトカムが明確だ。

続きを読む

2021/02/17

アバターと呼んでいる何かの正体が分かってきた

2016年くらいから始まったので、すでに6年目に入ろうとしているわけだが、長時間の電車通勤と共働きの子育て、近くにある義実家との人間関係などのストレスに疲弊した私は、バーンアウトによって感情と気力を失った。同時に、自分の身体が透明なカプセルに収まって地面に沈み、分身のような「何か」が自らを動かしているような奇妙な感覚が生じた。まるで中二病のような表現だな。

続きを読む

2021/01/14

自他境界でシールドを展開している何か

なにやらスピリチュアル系のタイトルになってしまったが、真っ当な論理的推論を始める。バーンアウトから回復するにつれて感じるようになってきたアバターのような脳内のイメージは、私の人生観を大きく変えた。しかし、その正体を掴めずにいる。一体、お前は誰なんだ。

続きを読む

2021/01/03

「わたしはわたし、あなたじゃないもの」というフレーズの由来

かつて、エヴァンゲリオンの登場人物である綾波レイがこのミステリアスなフレーズをつぶやき、多くのファンの心に突き刺さった。それは彼女の孤独な生活や精神構造に悲哀を感じ取ったからかもしれないし、自らの境遇とを照らし合わせた共感なのかもしれないが、おそらくこの言葉にはオリジナルがある。

続きを読む

2020/10/09

自己愛が強い人たちとの関係 (前編)

これは間違いなく勉強になるので録に書き留めよう。人の性格にはもちろんだが多様性があって、尋常ではないくらいに大きな自己愛や承認欲求を持つ人に遭遇することがある。そのような場合にどのように対処するのかという我が人生の経験論。

続きを読む