2022/12/26

ツイッターの閲覧数の開示によって映し出された人の心理

米国の大富豪のイーロン・マスク氏がTwitter社を買収し、CEOとして様々なシステムを変更している。それらの変更に伴い、各ツイートの閲覧数が他者にも制限なく表示されるようになった。ツイッターに興味がない人にとっては何の意味もないかもしれないが、この変更によって私はようやくひとつの謎が解けた気がした。

私自身はツイッターのアカウントを有しておらず、このSNSは人の内面の沼だと理解した。ペルソナが剥がれた人々の本性が剥き出しになって投じられ、まさにカオスのような状態になっている。しかし、どうして一部の人々がツイッターにのめり込むのか、私には理解することが難しかった。

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2022/05/17

ネットが好奇心の対象からただの道具になったのはいつからだろう

通勤中に電車内を見渡せば、ほとんどの人たちが取り憑かれたようにスマホの画面を見つめ、駅構内では前を見ずにスマホを見ている人たちが首を曲げた不格好な姿で歩き、自宅に帰れば妻や子供がスマホを凝視している。このような情報端末がそれほどまでに楽しいものなのかといつも不思議に思う。

最近の私は、もちろん仕事ではネットを使うし、こうやって録を記す時にもネットを使うけれど、それ以外はニュースや天気予報、息抜き程度の映画やアニメの視聴くらいか。ただでさえ感染症とか戦争とか、まあそういった疲れる情報が氾濫しているし、ネットにアクセスすると膨大な数のおかしな人たちの頭の中に触れてしまう気がするので、できる限り他者と関わらないようにしている。

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2022/01/20

本社から子会社に出向になった中年男性の愛執

この場合のタイトルは「哀愁」ではなくて「愛執」だな。後者は愛するものに心が囚われて自由を失うという意味がある。その愛の対象が自分になると、自己愛に囚われることになる。

どこの街なのか言及すると角が立つので言及しないが、ツイッターにおいてさも自分が知的で素晴らしい人物かのようにアピールする中年男性はたくさんいる。本当に知的で素晴らしい人もいるかもしれないが、そのような人たちは往々にして本業が忙しいのでツイートしている暇はないことだろう。

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2022/01/03

ネットのフリーマーケットで巣を張る人たちの哀しみ

「自分の趣味はロードバイク!」と看板を掲げていた頃はそれなりに楽しかったが、今から振り返ると随分と散財したものだと思う。その経験が無駄だったというわけではなくて、ロードバイクがなかったら精神的にかなり深刻な状態になっていたはずだ。

その危機を乗り越え...てはいないな、傷だらけになりながら通り過ぎた際の出費だと思えば、安くはないけれど高くもない。そして、ロードバイクがなければ心身のストレスの解消はありえないという先入観からも脱し、自転車という趣味が次の過程に進みつつある。

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2021/11/03

プライベートな場では情報の密を避けてオフラインに

自室で使っているアルインコというメーカーのトレーニングマットがくたびれてきたので、再び同じマットを購入して敷き詰めた。このマットは肌触りがとても良く、禅やストレッチ、さらには昼寝にも便利だ。程良い弾力がありつつフローリングからの冷気を遮断することもできるので、布団の下敷きにもなる。ということで、このマットを自室に広げたまま生活している。

スピンバイクの下を含めると3枚もマットを敷いているので、見た目は少し異様な感じではあるが、埃っぽいカーペットが苦手な私としては、この方がしっくりくる。拭き掃除も容易だ。マットの交換のついでに少し早い自室の大掃除を行い、窓から入ってくる温かい日差しと冷たい空気を感じながら、考えごとに浸る。

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2021/08/30

これだから苦手なんだよ、ヒップホップ系は

「それにしても、すごい引きこもり体質だよね~」と妻や子供から呆れられるのだが、私は狭い空間に水や食料、寝床などを用意して閉じこもることが好きだったりもする。

これは家庭に限ったことではなくて、職場の玄関前の警備員に「おはようございます」と挨拶して、深夜に「お疲れ様です」と挨拶するまで、建物から一切出ず、外で雨が降ったことさえ気付いていない時がある。

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2021/03/28

中年男性の中二病には、仮性と真性の二種類があるらしい

「おいおい、いきなり全力で来たな..エイプリルフールはもう少し先だぞ...ちっ、これじゃラチが明かない...一瞬のミスが命取りだな...ただの人間だと思ったら大間違いだ。発動せよ、我が異能よ!」という中二病モードで仕事に励むことができるのは、私の人生の数少ない成功のひとつだな。

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2020/05/23

ネットを漂流してたどり着いた島

私が使用しているFC2ブログというサービスには、2種類のブログランキングが用意されていることに気付いた。その一つは、「にほんブログ村」のように、ブログサービスに関係なくアクセス数や投票数を競うランキング。

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