2023/03/25

理想的なオッサン像

通勤客とディズニー客で相変わらず混み合っている帰宅時の駅で改札に向かって歩いていたら、背後から誰かに足元を蹴られて靴が脱げた。ウォーキング用のシューズにLock Laces製の伸縮性のある靴紐を取り付けていたので脱げやすかったということもあるが、意図的にカカトを蹴らないとこの状態にならないだろう。

春先の駅や電車はおかしな人がたくさんいる。ディズニー客の鬱陶しさに苛ついた通勤客もいる。私が早足で歩いていたことが気に入らなかったのだろうか。脱げた靴を拾わず即座に振り向き、蹴ってきた人物を捕まえて駅員のところに行こうと思った。一見するとブチキレモードの私の視線の先には、白髪頭でスーツを着ていない普段着の中年男性がいた。私よりも5歳程度は年上だろうか。明らかに五十路のオッサンだ。

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2023/03/20

割と本気で「Dove Plus」を手に入れたい自分がいる

ストックが少なくなったティッシュや洗濯用の洗剤を補充しようとして自宅近くのケーヨーデイツーを訪れたところ、駐輪場で何やら見かけない小径自転車を見かけた。Lサイズのピザくらいの大きさの車輪に野太いタイヤ。太くて長いステムとシートポスト。最小限の折り畳み機能を有したショートフレーム。

DahonのK3かと思ったが、スポーツ自転車のテイストはなく、リアディレイラーもない。シングルギアだ。リアエンドにはシティサイクルのようなスタンドが直付けされていて、ストライダやキャリーミーといったミニベロとは異なる実用性を感じる。この自転車のオーナーはデイツーに買物に来て、ママチャリのように駐輪場に放置しているが、盗まれるような気配がない。

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2023/03/19

ようやくウォーキングのスタイルが固まる

先週に少しだけミニベロに乗って走ったので、今週末はウォーキングで汗を流すことにする。サイクリングで出発する前には一歩を踏み出すような気持ちの勢いが必要になるけれど、ウォーキングの場合には日常生活の延長だな。適当に身支度を整え、ドアを開けて出発することができる。

千葉市の海沿いにウォーキングやジョギングに適した場所があり、電車に乗ればすぐに着くという環境は恵まれている。今の私は浦安という地理的空間に存在するだけで心拍数が上がり、目眩が襲い、吐き気を催す。「そんなに浦安が嫌なら、千葉市に引っ越しなさいよ!」と妻から怒鳴られそうだ。

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2023/03/12

ミニベロサイクリング+チェアリングでヘリノックスを試す

昨年の年末から今年の年始にかけて、半年以上も続いたストレス性の目眩と夫婦関係の不和、そして論理的に考えて処理しきれない職場の仕事が覆い被さり、本気でヤバいと感じるほどの精神の井戸に落ちていた。

何かリフレッシュに繋がることはないかと探し、最近ではサイクリングの途中で折り畳みチェアを広げ、そこに座ってのんびりするというチェアリングが流行っていることを知った。藁にも何とやらで、チェアリングで定番となっているHelinox(ヘリノックス)の折り畳み椅子を何種類かポチって試してみた。しかし、実際にはネットで流布されているほどにはチェアリングが容易ではなかった。

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2023/03/09

ウォーキングシューズ沼なんて健康的で安いものだ

ずっと考えても答えが見つからないことがほとんどだが、希にあまり考えなくても答えが見つかり、どうしてこうなったと後方視的にロジックを遡ることがある。それらの答えは往々にしてシンプルで、余計な考えが介入する隙間もない。

昨年の木の芽時からストレス性の強い浮動性の目眩に襲われ、年末までずっと苦しみ続けた。サイクリングで走りまくれば何とかなると思っていたが解決に至らず、サイクリングに出かける気力さえ枯渇した。これは困ったということで歩きまくることにした。実にシンプルな答えだ。

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2023/02/24

節倹生活と積立投資:開始から半年

昨年末から年明けにかけて、積み重なる仕事と家庭の不和によって心身ともに疲弊しており、無用な精神の負荷を減らすために節倹生活を中断して様々な物を買っていた。季節の変わり目のクリアランスセールにて、長年使って劣化した冬用のコートやジャケットを新調したり、ウォーキング用のシューズを購入したり。

私の認識の中で、「節倹」と「我慢」は近くて遠い関係にある。節倹はゲーム感覚の楽しさがあるけれど、我慢は無様な自己否定を伴う。古びた品物を使い続けたり、欲しかった品物を買わずに耐えている自分自身を「惨めだ」と思った時には、金を投じて手に入れる。

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2023/02/21

「君の名は。」よりも強烈な母校の同窓会からのメール

今回は悲観的な話ではなくて、笑い話。Amazonのプライムビデオが提案する通りに新海誠監督の「天気の子」という作品を視聴した。素晴らしい内容だったが、なぜだか分からないけれど死にたくなった。これは不思議だと思ってネットで検索すると、「天気の子」には時系列で繋がっている「君の名は。」という作品があることを知った。

この作品はとても大ヒットしたアニメ映画なのだそうだが、私は気にしたことがなかった。なるほど、公開が2016年か。その時期の私はバーンアウトを起こして死にかけていた。自分なりに頑張って生きていたらしいのだが、あまり記憶が残っていない。ということで、「君の名は。」を視聴したところ、確かに素晴らしい作品であり、自分はさらに死にたくなった。ネットを眺めてみると、この衝動はよくあることらしい。

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